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本ブログでもついこの前に取り上げましたが、韓国の航空業界が胴体着陸状態です。新型コロナで苦しいのはどこの国も同じとはいえ、韓国の場合『日本路線だけ』見ていたこともあって、日本旅行ボイコットによる自滅ではないのか、という指摘も出ています。ただ、ほとんどの大手マスコミは、この点を避けようとしています。NO JAPANに傷をつけるような書き方をするわけにはいかないからです。
そんな中、韓国日報が、『イースター航空が反日不買運動の結果だと言う日本マスコミ』という題の記事を載せました。題からして、日本不買運動(日本旅行ボイコット)の影響ではないのに、日本のマスコミが無茶な主張をしている、そんな意味に見えます。ですが、不思議なことがあります。記事本文に、反論、すなわち「日本不買運動の影響ではない」とする内容がありません。
(PCの場合、ここから「続きを読む』の後になります)
記事は主に日本デイリー新潮の記事を紹介しています。<・・右翼性向の日本の時事週刊誌「週刊新潮」のオンライン版「デイリー新潮」は26日、「ムン・ジェイン反日不買最初の犠牲者、政策の自爆…業界5位イースター航空破綻」というタイトルの記事で、イースター航空を置いて、「政府が主導した反日不買運動が破綻の背景に、ムン・ジェイン政権最初の生贄とも呼ばれる」と主張した・・>、と。「不買運動に参加しないと親日派売国奴扱いされる」「今回のイースター航空の破産は、反日運動が自滅に終わったことを示している」などの内容がある、とも。
繰り返しになりますが、題のニュアンスからしてその反論が書いてあるはずですが、ありません。ただ、ネチズン意見の紹介があります。ひょっとして、これが反論のつもりなのでしょうか。
<・・一方、この記事が国内のオンラインコミュニティに拡散し、韓国ネチズンたちは「格安航空会社が反日運動のせいで深刻な打撃を受けたのは事実」など同調あする反応もあったが、「世界の航空会社の第2四半期実績表は一度でも見たなら、ボーイング社やデルタ、ユナイテッド航空の状況はどのように説明するのか」、「不買運動で観光客が急減して苦しかったが、他の国に旅行需要が分散され回復していた。そこでコロナ19事態で終わっただけ」などの意見を主に示した・・>、以上、ソース記事は韓国日報です。外部リンクです。
反論ソースは!(ソースは!)ネチズン意見!(意見!)。()はバックコーラスです。この前、「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか」の一部が文春オンラインに載ったときにも、それが世界日報でまた紹介され、韓国側で結構叩かれました。「本当に邪悪なニョンですね(女だと思われたみたいです)」というコメントは、実に印象的でした。でも、その本文やコメントに、反論と受け取れる内容が一つもありませんでした。このエントリーの趣旨と同じです。
でも、肯定的に考えることだって出来ます。『あーあ、日本不買運動で航空業界死んじゃった。でもそう書くと叩かれるから、日本マスコミがそう書いたとしておこう。あ、同調すると思われると困るから、題には気をつけよう』な感じで書いた記事である、かもしれません。今朝のエントリーでも同じ趣旨を書きましたが、『私は親日派ではありません』としておかないと危険ですから。ちょっと肯定的すぎますかね。
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・現在、最新刊は<「高文脈文化」日本の行間 韓国人による日韓比較論(2020年5月31日)>です。私なりの『日本語』本です。ふと感じた、この国の一員になるために自分自身に必要なもの。足りないもの。その「もの」に関する私の試行錯誤の記録でもあります。他のシンシアリーの拙著については、リンク先の内容紹介、または本ブログの書籍紹介ページをご覧ください。ニューコリアは、私の書いた本ではありませんが、ブログを立ち上げるきっかけになった本です。
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