この前、いきなり「等距離外交じゃない!米国との同盟が基本!」としながら米国に入ったチェ・ジョンゴン外交部次官。彼は訪米のあと、「米国と新しい『同盟対話』たる実務協議体を作ることにした」と、いう『『『『ニュアンス』』』』で(ここ重要です)、発表しました。マスコミ側も、韓米同盟に関していろいろ気まずい雰囲気だったこともあり、大々的に取り上げました。
一応、本ブログとしては「続報」として書こうかなとも思いましたが・・この同盟対話というもの、日本側も協議に参加するようになっていると聞きましたが、日本側からはまったく話題になっていません。しかも、現在の実務協議体「韓米ワーキンググループ」に対して、韓国内で「足枷にすぎない」など不満が表出されているのに、いまさらまた新しい協議体を作るって、どこか妙な話でした。そのせいもあって、この話題には触れませんでしたが・・なんと、米国側はこの同盟対話に同意していないとの記事がありました。もしこの記事が本当なら、米国側が同意すらしていない内容を、韓国政府が勝手に『同意したニュアンス』で発表したことになります。以下、朝鮮日報の記事、部分引用してみます。
<韓国外交部のチェ・ジョンゴン第1次官が、米国務省のスティーブン・ビーガン副長官と会談した後、「新設に(韓米両国が)共感した」と発表した外交当局の局長級実務協議体『同盟対話』に対し、米国務省は「(新設に)同意したことなどない」という立場であることが伝えられ、大きな波紋が予想される。国務省の事情に詳しいワシントンの消息筋は11日(現地時間)、「米国側は新たな協議体に同意したことはない」として「おそらく、今後もやらないだろう」と語った。チェ次官が就任後初めての訪米で挙げた「成果」は、両国間できちんと合意されてもいない事項だったのだ・・
・・米国のこうした反応は、既存の韓米協議体もちゃんと機能していない状況なのに、また別の協議体を作ること自体に拒否感を示したものだと解釈される・・・また、韓米日3カ国協議体もちゃんと機能していない。米国側は先月29日、グアムで韓米日3カ国の防衛長官(※防衛相)が集う3カ国会談を推進したが、韓国側が応じず、米日2国間会談の形で開かれた。韓米間の主な高官級協議体である韓米外交・国防長官(2プラス2)会談も、文在寅(ムン・ジェイン)政権になったからは機能していない。こうした状況で、韓国側が常時協議を基本とする局長級協議体を親切する提案をしても、説得力が低かったわけだ>
そもそも、韓国政府は韓米ワーキンググループをボイコットしていました。今更「同盟対話」という、スマホゲームの中国語タイトルみたいなものを持ち出して『韓米同盟最高!』と叫んだところで・・・中国への言い訳ばかり増やすことになるでしょう。
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