1985年と1996年、総理の靖国神社参拝に関する韓国側の記事

1985年と1996年にも、日本の現役総理が靖国神社に参拝しました。ですが、当時の記事を読んでみると・・全般的な内容は今と変わりませんが、なんというか、『温度』が随分違います。当時の記事は、小泉純一郎総理が参拝したときに韓国が見せた、あの狂ったような反日騒ぎを知っている私としては、少なからず違和感があります。

慰安婦、日本海、旭日旗、個人賠償など、『戦後数十年経ってから急に文句を言うようになった』事例とは、本件は違うでしょう。なぜなら、数十年前の記事にも、日本政治家たちの靖国神社参を批判する記事は、結構ありました(日本海や旭日旗などは、問題提起が一切ありませんでした)。しかし、なんというか、ある必要によって急にブースターがかかったのではないか。そんな気がするのも、また事実です。『大ヒットした反日商品』が定期的に出てきてくれないと、大統領からネチズンまで困りますから。精神的に。いや、邪推ですけど。

そういうことで、今日は、1985年と1996年の記事を紹介します。ちなみに、シンシアリーは1985年のものはまったく記憶にありません。1996年のは、テレビで見た気もするけど、そこまで騒ぎにはなりませんでした。

 

まず、1985年、中曽根総理の頃の記事です。1985年だと、まだ、ソース記事のように「ヤスックニ(야스꾸니)シンサ(神社)」と書いたり、『ジョングック(靖国の韓国語読み)シンサ(神社)』と書いたり、記事の表記すらも統一されていませんでした。最近は『ヤスクニ(야스쿠니)シンサ(神社)』に統一されています。新聞の書き方が統一されていないというのは、どうでしょう、そこまで大きな話題になっていないという意味にもなるのでは・・な気もしますが。

 

これがキャプチャー画像ですが、実際、あまり重要な記事扱いではないようにも見えます。いまだとずっと大きく載っているはずですが。とりあえず、当時は、どんな風に報道されていたのか、見てみましょう。

 

<中曽根日本総理が敗戦40周年になる(※1985年8月)15日、ヤスックニ(靖国)神社に公式参拝したことで、いま日本内外が騒がしい。ヤスックニ神社なら侵略戦争の1級戦犯など日本軍国主義の亡霊たちを祀る寺であり、ここに総理資格で公式参拝したことは終戦後に最初だからだ。日本では政教分離を規定した憲法違反ではないのかを、対外的には日本軍国主義の復活を予告することではないのかと、誤解を買うに十分なことであろう。いくつかの国は、さっそく中曽根の神宮参拝を辛辣に批判した。徴用だの創氏改名だの神社参拝だの、圧政に苦しめられた私達の心境は言う必要もないだろう・・

 

・・総理になってから彼(※中曽根総理)の挙動からは、ずっとタカ派的な姿勢の一貫性が見られる。不沈空母説を公言したり、一昨年米国ウィリアムズバーグで開かれた先進国首脳会議の時には米軍楽隊に旧日本海軍の象徴である軍艦マーチを演奏させ、それを楽しんだとも聞く。

どうであれ、中曽根総理の公然なヤスックニ参拝は周辺国の神経を刺激するに相応数ことであろう。日本が経済大国に急成長したことまではともかく、戦前の軍国主義に回帰するのを望む国や人はどこにもいないと思うのだが。>

 

当時、韓国政府が抗議した、という記事はヒットしませんでした。韓国ではなく中共(※中国のこと)が猛烈に日本を批判しているという記事だけが、いくつか載っています。ただ、10月、韓国の外交部長官が、韓国を訪問中の日本記者団に『韓米日協力が必要だが、韓国と日本が軍事提携することは無いだろう』としながら、靖国参拝に不満を表しています。どことなく、GSOMIA破棄と似ている気がしました。ただ、強度は、1985年のほうがずっと弱い感じです。

 

 

 

・・で、1996年7月30日、橋本総理がまた靖国神社に参拝しました。当時はどうだったのかと言いますと・・同じ京郷新聞のキャプチャーですが、1985年のときと、記事の大きさは、さほど差がありません。しかも、1985年には1面だったけど、これは2面です。記事内容も、「韓国や中国など周辺国からの激しい反発が予想される」となっているだけです。

 

この時の反応をもっともよく示しているのが、1996年8月1日の東亜日報の社説です。いまとは、ニュアンスが全然違います。これ引用して、終わりにします。

<「(※題)靖国、そこまでして(※参拝に)行かないといけないのか」。橋本龍太郎日本総理の先月19日の靖国神社参拝が国内外で物議をかもしたのは、当然のことだ。閣僚5人が15日にまた参拝すると明らかにし、騒ぎは大きくなるばかりだ・・

(※靖国神社に関する韓国側の説明など)

・・韓日の未来志向な関係増進を本当に思っているなら、靖国神社を訪れるのはやめるべきだ。彼が日本の保守政治家として選挙を意識したとしても、毎年神社参拝をしてきたとしても、現職総理である以上、そうしてはいけないのだ。韓国と日本は、もう気まずい過去を清算し、2002ワールドカップ共同開催など有効協力関係を増進してくべきときだ。その邪魔になる行為は、最大限自制することが、日本指導層の責務である>。

 

 

 

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