小学生か・・与党「終戦宣言に反対するやつは安倍と同じな」・野党「じゃ終戦宣言を支持するやつは金正恩の仲間な」

昨日お伝えした文大統領の急な終戦宣言アピールに、韓国内でも大して良い反応はありません。内容が受けなかったわけではありませんが、すべての面において『下手』だったからです。まず、タイミングの問題。いまはそんな話をする時でなかった、という指摘です。次、どうせ国外からの肯定的評価が無いと韓国だけではどうにもならないのに、韓国以外の国と何の水面下での調整も無しに急に言い出したこと。だから米国はもちろん中国など外国の反応は冷たいだけです。次、国連で終戦宣言を言及するのは相応の負担になるのに、これといって公論化せずに勝手に進めたこと。韓国式に言うと「不通だった」こと、などなどです。その中で、私が個人的に印象的だったのは、2年前、文大統領自身が、同じく国連総会で、『終戦宣言より非核化が先だ』と話していたことです。ニューデイリーの記事から部分引用してみます。

 

<・・文大統領は2年前の2018年9月の国連総会では、「今後、非核化のための抜本的な対策が関係国の間で実行され、終戦宣言につながることを期待している」と、北朝鮮の非核化措置を終戦宣言の条件として示していた。北朝鮮の非核化措置を、終戦宣言の条件にしていたのだ。このの原則すら変えたものではないかという指摘が出ている。

終戦宣言は休戦状態である6・25戦争(※朝鮮戦争)を終了させ、​​相互敵対関係を解消する共同の意思表明である。文大統領と北朝鮮の金正恩が2018年4・27板門店宣言で約束した。昨年2月にハノイ会談を控え、米朝間の暫定合意案に含まれていたとも言われているが、会談決裂後、力を失った状況である。

文大統領のこの日の訴えにも、米国や北朝鮮、中国の呼応は、期待できそうにない。ドナルド・トランプ米大統領は同日、国連総会演説で、北朝鮮問題に言及しなかった。過去3年間、国連総会演説するたびに、北朝鮮問題を着実に挙げたものとは異なる姿だ・・(※北朝鮮、中国からも肯定的反応は期待できそうにないという内容が続きます)>

 

 

それでも、与党の共に民主党は、文大統領の国連演説からわずか1日後となる24日、「終戦宣言を促す決議案」を上程しました。仕事早いですね。ちなみに、昨日もお伝えしましたが終戦宣言は米軍の駐屯とも関連した問題です。もし韓国内で「終戦宣言しても米軍が駐屯する」と言い切っても、北朝鮮が「終戦宣言するには米軍が撤収しないといけない」と主張してしまうと、そこで決裂です。

だからこの話は、いつも左派・右派で大舌戦になります。6月30日にも終戦宣言で言い争いがありました。南北連絡事務所爆破の後のことです。当時、与党議員は『終戦宣言は安倍の妨害で失敗した』、野党議員は『じゃ終戦宣言しようとするやつらは金正恩の一味か』と、小学生みたいな喧嘩を展開しました。ある意味、こちらが本題のようなものですが・・6月30日の韓国経済の記事を部分引用して、終わりにします。

 

 

<・・キム・テニョン共に民主党院内代表(写真)は(※今年6月)30日、院内対策会議で、未来統合党(※現『国民の力』)が「韓半島終戦宣言」の議論を直ちに中止するよう要求したことについて、「冷戦時代の古い考え方に閉じ込められた時代錯誤扇動で無知に近いと主張だ」、「大韓民国第1野党である未来統合党が、まだ冷戦的思考に溺れて、安倍政府と同じ態度を取っているのが遺憾だ」と猛非難した。

また「韓半島に完全な非核化と恒久的な平和が定着しなければならない。終戦宣言は、南北と敵対関係を清算、米朝関係正常化の最初のステップになるだろう」、「保守強硬派と日本安倍政府の妨害で失敗したが、韓半島の平和の火種を生かすためにもう一度終戦宣言を推進しなければならない」と強調した。

 

これに対してイ・チョルギュ未来統合党議員は、Facebookに「終戦宣言に反対する未来統合党を安倍政府と同じだと暴言を吐いた」、「だからキム・テニョンと共に民主党は金正恩政権とグルなのか問わざるを得ない」とした。

将来統合党で終戦宣言が在韓米軍撤収論につながり、朝鮮半島情勢不安をもたらすとし、議論の中断を要求した状況である。北朝鮮の脅威はそのままなのに終戦宣言をすると、私たちが一方的に不利になる可能性が高いと主張している・・>

 

 

 

 

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