『1ヶ月以上北朝鮮が韓国を非難していない』を根拠に『南北関係はうまくいく』と主張する記事もありましたが(過去エントリー)・・金与正氏が韓国のカン・ギョンファ外交部長官に暴言を吐き出しました。カン長官が「どう見ても北朝鮮はコロナで大変だ」と言ったからです。
カン長官はバーレーンで開かれた会議で、北朝鮮の新型コロナ対応について「北朝鮮は、韓国が新型コロナ関連の支援をすると言ってもまったく応じない」としながら、「感染者がいないと主張しながらも、新型コロナを制御するために全力を尽くしている。これは奇妙なことだ」と指摘しました。以下、聯合ニュースからです。
<<金与正朝鮮労働党中央委員会第1副部長が、カン・ギョンファ外交部長官の北朝鮮新型コロナウイルス感染症対応に関連した発言のことで、「妄言だ」と非難し、不快感を表わした。
金部長は朝鮮中央通信を通じて9日に発表した8日付けの談話で、「南朝鮮外交部長官カン・ギョンファが中東の行脚中、私たちの非常防疫措置について、身の程知らずな評を吐き出したこと、報道を通じて具体的に聞いた」とし「前後の計算もなく妄言を吐き出すところを見ると、凍え付いた北南関係に、さらなる冷気を吹き込みたくてしかたがないようだ」と批判した。
金部長は「その下心、確かに見た」とし「正確に聞いた私たちは、長らく覚え、おそらく正確に計算することになるだろう」と主張した・・>>
聯合ニュースは、「表現が前ほどひどくないので、かなり水位調整したものだと思われる」と安心(?)しています。
でも、百歩譲って調整されたものだとしても、YTNが興奮しながら「北朝鮮は、1ヶ月以上も韓国を非難していない。これは最長記録だ」と持ち出した記録は、残念ながらもう終わったようです。目指せ2ヶ月。
この談話が出る数時間前に『私たちなら米朝首脳会談を仲裁出来るぞ』と話した人がいます。イ・インヨン統一部長官です。この部分は朝鮮BIZです。
ラジオ番組に出演したイ長官は「私たち(韓国)が積極的に米朝関係を仲裁、手配し、米朝首脳会談まで進む可能性も考えられる」、「北朝鮮が経済と民生を犠牲にして防疫状態を最大化している。こんなときに私たちがワクチンや治療薬、診断キットなどコロナ防疫協力をすれば、北朝鮮が硬直した防疫体系をせずにすむ」とはなしました。これはこれで、今回の金与正氏の談話で否定されたことになります。
ちなみに、その番組の進行者が『北朝鮮にやるほどワクチンに余裕がありますか?』と聞くと、イ長官は『ワクチンはだめだけど治療剤なら』と言葉を変えました。同じく、北朝鮮問題で『で、北朝鮮から何か反応がありますか』という質問には『ありません』と答えました。
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