韓国保守メディア「なんで日本人が日本の歴史を攻撃するのでしょうか」

保守系ネットメディア「ペン アンド マイク」に、西岡力教授のインタビュー記事が載りました。答弁よりも、『質問』がユニークです。韓国メディアとしては非常に珍しい、『なんで日本人が日本の歴史を攻撃するのでしょうか』という質問です。韓国では、彼らは一般的に『良心的日本人』とされていますので。『それでも韓国のほうが(日本の歴史を)1000倍は攻撃してるじゃねぇか』と言ってしまえばそれで終わりとも言えますが。ソース記事からその部分を引用してみます。引用だけして、そのまま終わりにします。

<<・・(ペンアンドマイク側の質問)韓国の反米理論のほとんどは、実際はノーム・チョムスキーなど米国現地の反米左派学者たちが作ったものだと言われています。先生が書かれた本の内容をみると、元徴用工問題と慰安婦問題など韓国内の反日関連する理論も、実際には、日本人反日左派学者たちが作ったものだとの指摘があり、非常に興味深いものです。日本人はどうしてそんなに自国の過去の歴史を攻撃するのでしょうか?

 

(西岡教授の答弁)大きく分けて二つの理由があります。第一の理由は、米国占領期前期に行われた、日本弱体化政策の結果、共産主義者が学界と教育界、労働界、政界など広範囲に浸透したことです。連合国に敗れた日本は、アメリカ軍政となりました。1945年から1949年頃までの米軍政期政策は、日本を弱体化することでした。東京裁判も軍備を禁止した現在のいわゆる「平和憲法」が制定されたのも、そのような政策の一環でした。米占領軍司令部(GHQ)内にも実はソ連に忠誠を誓った共産主義者とその協力者が多数おり、彼らは日本の共産主義を保護し、育成しました。その結果、明治維新以来、日本の近代国家建設の歴史をすべて否定する「反日自虐史観」が深く根を下ろすました。

 

第二の理由は、1990年を前後して、ソ連と共産圏が崩壊することにより、日本国内の共産主義者とその同調者が大きな衝撃を受けました。その過程で、朝日新聞に代表される大部分の左翼が、自分たちの理念が間違っているという事実を認めず、戦争前日本が行った悪を暴露することにより、自分たちは「良心的知識人」という慰労を受けようとしたことです。朝日新聞が権力による慰安婦強制連行があったという嘘のキャンペーンを広げ、韓日関係を大きく悪化させたのは、1991年、ソ連が崩壊したその年でした。

また、日本の左翼弁護士と活動家が韓国を訪ね、古い慰安婦たちと旧戦時労働者を見つけ、彼らを日本の法廷で原告に立て、日本政府を相手に補償を要求するようにしたのも、1990年代初頭からだと指摘できます。

 

(質問)韓国では慰安婦問題と元徴用工問題は、安倍政権や菅政権のような特定政権の問題として片付けるだけで、日本の一般国民の間にもしっかりとした認識があるという事実に気付かずにいるようです。日本の世論の冷厳な現実を話してくださいませんか。

(答弁)慰安婦問題についても戦時労働者問題についても、ムン・ジェイン政権下では、過去の条約や協定合意を相次いで破る動きが起きていることについて、共産党とごく少数の反日左派を除いた、日本社会全体は、これを受け入れることは困難だと認識します。安倍晋三前総理や菅義偉総理が韓国に対して強硬な姿勢を見せたのは、日本社会の全般的支持があったからでしょう・・

・・国と国、政府と政府が締結した条約や協定、また合意を、以前政権がしたものだから守らなくても良いと繰り返して砕いてきた韓国の姿勢に対し、左派を含めた日本社会のほとんどは、疲労感を感じています・・>>

 

 

拙著<「反日」異常事態>が発売中です!ありがとうございます!

拙著のご紹介

以下、拙著の題の部分はアマゾンリンク(アソシエイト)になります。リンクされたページで電子書籍版もお選びいただけます。

・現在の最新刊は<「反日」異常事態(2020年9月2日発売)>です。いわゆるK防疫として表出された、韓国の反日思想の本性である『卑日(日本を見下す)』とその虚しさについて主に考察しました。本ブログの「反日 異常事態」紹介エントリーもぜひお読みください!

・<高文脈文化 日本の行間>は、私が日本で暮らしながら感じた『日本語』に関する本です。

・<なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか>は、韓国社会の「借りたお金を返さない」心理と日韓関係の現状の類似点を考察した本となります。

他のシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。ありがとうございます。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください

・本ブログのコメント投稿、VPN・PROXYからはうまくいかない場合があります。リンクはhttpの「h」を消してください。