李在明代表の大勝利か・・選挙大敗で与党の「尹大統領派」衰退、派閥間の内紛が激化

与党「国民の力」が、『また』内紛に包まれています。この前の江西区の区庁長補欠選挙での大敗が、「誰の責任なのか」において、各派閥が対立しているからです(選挙については13日にエントリーしました)。いままで政党指導部だったユン大統領派(親ユン派)は政党要職から相次いで辞任、次の議員総会で非ユン派中心に構成し直す党内方針まで決まった、というニュースが流れています。すなわち、ユン大統領を党の顔としても、選挙で勝てないと判断したわけです。しかし、個人的に「でも、他に顔になれる人もいないのでは」としか思えません。それでも支持率30%台を維持しているユン大統領派のほうが、まだマシではないでしょうか。

区庁長の補欠選挙を必要以上に「ユン大統領VS李在明代表」の構図にしていたこともありますが、各派閥の責任合戦もそうですが、親尹派の衰退など、共に民主党の李在明代表としては、笑いが止まらないことでしょう。ハンスト以外にこれといってやったこともないのに。政治って、本当に分からないものですね。ついこの前まで国会での逮捕同意案可決で、李在明代表の政治家としてのキャリアはもう終わるだろうと思っていましたが・・

 

裁判所が検察の逮捕状を棄却し、その後の江南区庁長選挙で大勝、いまは韓国の最大野党「共に民主党」で李在明代表の影響力はさらに強化されています。来年の総選挙で、誰を公薦(政党による公式推薦)するのか、いわゆる「公薦権」も、李代表側の派閥、いわば「親明」派が掌握するでしょう。「非明」派は、もう言いたいことが言える立場ではありません。大統領選挙の頃、ユン大統領(当時は候補でしたが)とイ・ジュンソク代表による派閥争いが問題になっていましたが、ユン大統領が当選、イ・ジュンソク氏の党内での影響力は大いに弱体化しました。それからキムギヒョン氏が新しい代表になったことで、与党内の内紛は一段落するかのように見えましたが・・YTN文化日報ニューシースなど複数のメディアの記事をまとめると、今回の選挙結果で、前代表のイ・ジュンソク議員とアン・チョルス議員がお互いに対立し、まだ辞任しないでいるキムギヒョン代表(※親尹派)も辞任すべきだと主張する大邱市長のホンジュンピョ氏と、現代表のキムギヒョン議員を養護するキムジンテ江原道知事が対立するなど、ムチャクチャな状態になりました。以下、複数のメディアから必要な部分だけ<<~>>で引用してみます。

 

<<・・ソウル江西区庁長補欠選挙大敗の責任を負い、任命職当職者全員が辞任した「国民の力」は、休日にもかかわらず今日、緊急議員総会を開きます。新しい人事は、いわゆる親尹ではない人たちを中心に、そして首都圏の人を中心に構成されると見られます(YTN)・・>>、 <<・・国民の力の大敗で終わったソウル江西区庁長補完選挙過程で、党の選挙活動を邪魔したなどの理由で、イ・ジュンソク前代表を除名しなければならないと主張したアン・チョルス国民の力議員ですが、署名運動まで始めました・・・・イ前代表は前日、自身のフェイスブックに「アンチョルス議員、補完選挙責任論アンケート調査で自分にとってあまり思わしくない結果が出たので、こんなことをしているのではないか」などと書いた(文化日報)・・>>、 <<・・ホン・ジュンピョ大邱市場とキム・ジンテ江原道知事が14日、国民の力任命職当職者全員辞任について論争した。ホン市長がキム・ギヒョン代表に「責任を取った方がいい」と言うと、キムジンテ知事は「じゃ誰が収拾するか」と反論した。するとホン市長は「責任を持たなければならない人が代表のまま居残って収拾すると言ったところで、もはやナンセンス」とした(ニューシース)・・>>

 

余談ですが、このホンジュンピョ氏。いつだったか、日本に入国する際に「指紋押捺せずに入国した」と大いに宣伝していた人です。それから与党代表を2回か3回やりましたが、この人が代表やっている間は選挙に勝ったことがなく、いつも選挙の後に代表を辞任していました。特に朴槿恵大統領の弾劾のときには、「非朴」派として党代表になりましたが、あのときに大敗した結果が、いまは「巨大野党」誕生のきっかけになりました。あのときは誰がやっても同じだったはずではありますが・・

 

 

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