韓国メディア「米国は、韓国に教えた情報が中国に渡されると思っている」

さて、李在明大統領の支持率が35.5%(調査機関によりますが)まで下がり、身動きのできる幅がどんどん狭くなっている昨今。野党側としては、米韓関係に関する攻勢を強めています。なんだかんだでもっとも効くし、国内問題において野党側がもっとうまく対処できると言える分野があるわけでもないので(笑)。本ブログでも米韓関係を取り上げる内容が増えてきましたが、そんな中、イーデイリー(12日)が、「米国は、韓国に情報を教えると、それが中国に流されると思っている」という記事を載せました。本当はそうじゃないというニュアンスですが、さて、どうでしょうか。韓国は駐韓米軍問題もそうですが、米国との関係を基本的に「北朝鮮関連」と考えます。それ以外に考え方を広げれば、中国関連になってしまうからです。

安保も、米軍の駐屯理由も、米韓軍事演習も日米韓の何かの訓練もすべては「対北朝鮮」、と。しかし、記事内容もそうですが、重要なのは「中国」というキーワードでしょう。関連した内容として一つ取り上げたいのは(引用部分にもありますが)、昨日、鄭清来という韓国与党国会議員(党代表出身です)が米国に入国できないでいるという話をしましたが、実はその鄭議員、李在明大統領が一つの中国を「支持すると話した」としたことがあります。当時、李大統領は「尊重する」と言いました。というか、言えないでしょう、それ以上は。それを鄭議員が「支持する」と話したことで、「実はそういう意味だったのか(立場上、大統領がハッキリ言えないことを、鄭議員が間接的に補完した)」という認識が広がったりしました。今回の米国入国問題、実は大使館占拠問題より、こちらのほうが問題ではないのか、そんな気もします。「積もったもの」が問題だと言えばそれだけですが。以下、<<~>>で引用してみます。




<<・・73周年を迎えた米韓同盟が揺らいでいる。最近、米韓の情報協力分野を筆頭に、相次いでいつもと違う兆候が捉えられており、その背景には、韓国が米国と共有した情報を中国に流しているのではないかという米国の懸念があるとの分析が出ている。こうした疑念は、米国のドナルド・トランプ政権や情報機関にとどまらず、政界や民間など幅広い層に広がっているという。専門家らは、韓米の情報協力を回復させるためには、米国の実際の懸念事項を解消することに焦点を当てるべきだと指摘する。11日、この件に詳しい関係者はイーデイリーに対し、「米国が関心を寄せているのは北朝鮮ではなく中国だ」とし、「韓国政府を通じて、米国に関する中国の情報やそうした問題がリーキング(外部への流出)していると考えている」と語った。

同関係者はさらに、「韓国政府はこれを『大した問題ではない』としているが、そんなことで解決できる問題ではない」とし、「基本的に、米国がこうした認識を持って行動していること自体が問題なのだ」と述べた。この関係者は、共に民主党の鄭清来 前共に民主党代表に対する米国ビザ発給の保留が8日にメディアで公表される前から、保留の可能性が高いとして関連事案を把握していた人物である。韓国から流出する米国の機密情報は、北朝鮮関連というよりは中国関連の情報であるというのが、この人物の主張だ。




トランプ政権の最大の関心事は、覇権争いを繰り広げている中国だ・・(※ロシアなどと関係改善を試みてはいるものの)・・国家情報長官室(ODNI)が3月に公開した年次脅威評価報告書は、中国が米国の影響力と指導力に挑戦しており、米国を自国の主要な戦略的競争相手と見なしていると評価している。米連邦捜査局(FBI)も、中国による防諜・経済スパイ活動への対応を最優先課題に掲げている。これまで、韓米間の情報流出問題は、主に北朝鮮関連情報の流出問題として捉えられてきた。今回の事態の発端は、3月に鄭東泳 統一部長官が平安北道の亀城地域の核施設について言及したことにあるとする見方が一般的だ。

しかしその後、6月に米国で開かれた北朝鮮のサイバー脅威への対応を協議する日米韓実務グループ会議から韓国国家情報院が排除されたことや、イ・ジョンソク国家情報院長の訪米が白紙になったとの疑惑、さらには与党の前代表に対する米国のビザ発給保留といった問題まで浮上し、韓米関係に異常な兆候が見られるとの懸念が広がっている。アサン政策研究院のヤン・ウク研究委員は、「米国の戦略的競争における最大の焦点は中国だ」とし、「鄭長官の発言当時は、米国の対応も『これを見ろ(警告)』という程度だったが、今や『このまま放置してはならない』というレベルに変わった」と述べた。さらに同氏は、「与党関係者の親中的な動きが米国の逆鱗に触れ、対中関連情報まで流出しかねないとの懸念を招いている」と付け加えた。鄭清来議員は、今年初めに李大統領が中国への国賓訪問前後のインタビューで「『一つの中国』を『尊重する』」と述べたことに対し、「李大統領が『一つの中国』を『支持する』」と発言し、それまで韓国政府が維持してきた「戦略的曖昧さ」を崩したとの指摘を受けた(イーデイリー)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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