本ブログでも取り上げたことがありますが、韓国の国歌は、作曲も作詞も(※作詞にはまだ異論があります)『親日派』の作品です。そのせいもあって、韓国の国歌を変えるべきだ、とする主張は随分前からありました。そんな中、ついに韓国の国務総理が、『本当に作曲家が親日派なら、既存の国歌をそのまま使うべきか、悩むことになる』と話しました。すでに2~3年前から(現政権になってから)、一部の団体や自治体が公式イベントで国歌を拒否する自体が何件かありました。2018年には共に民主党の党員たちが公式イベントで国歌を拒否したことがあったし、本ブログによく登場する「光復会」も、国歌を拒否しています。このように、いわゆる国歌の親日論争は前からあったし、最近になって激しくなったのも事実ですが、それでも、『国歌変更の可能性』を政府高官が述べたのは、これが初めてです。以下、朝鮮日報の記事、部分引用します。
<チョン・セギュン総理は14日の対政府質問で、最近「親日論議」が再び問題になっている安益泰(※アンイクテ、国歌の作曲家)先生の作曲した国歌について、「(親日だと確認されるなら)そのような(変更の)件も、悩むことになるだろう」と述べた。
チョン総理この日、共に民主党イ・ヘシク議員の関連質疑にこのように答え、「しかし、国民と十分にコミュニケーションし相談しなければならない」とした。チョン総理は安益泰先生の親日が確定されると、国歌の変更をしなければならないというイ議員の主張に対して「そんな主張も一理ある」「検討してみる」とも述べた。
チョン総理は、「愛国歌は、法律上の国歌なのか」という質問に「法律で規定されているわけではなく、独立国となる前から愛国歌という名で歌われた」、「曲調も昔の愛国歌とは違う」とした・・・「なぜ今まで法律で決めなかったのか」という質問には、「世界には、法律的に国歌を定める国も多いが、法律による規定無しに国歌とする国も多い」と答えた>
別に変えてはならないという決まりがあるわけではありません。光復会のキム・ウォンウン会長は、国歌を変えるべきだと主張しながら、「世界で国歌を一度も変えてないのは日本だけだ。こんなことまで日本の真似をする気か」と主張したこともあります。本当かどうかは未確認ですが、確かに、オーストラリアとかは国歌が4つもあるとか、そんな話は聞いたことがあります。
ただ、オーストラリアの人たちが前の国歌を疎かにするとは聞いたことがありません。「国歌の日」というのもあります。韓国の場合は違います。韓国でいま盛り上がっている国歌変更主張は、ただの『前のものの否定』のための変更です。
この件が、特に左派勢力にとって何故重要なのかというと、親北思想を持っている人たちにとっては、韓国は失敗作でしかないからです。『民族』を1つの単位として生まれるはずだったのに、李承晩(米軍)のせいで南半分の国になってしまったからです。あくまで、彼らの屁理屈では、ですけど。だから、左派勢力が国旗や国歌などを大事にしないのは、当然です。『もっといい国を作ろう」と叫ぶデモ隊が、なぜか国旗を全然手にしていない、それが韓国でよく見られる光景であります。逆に、保守右派は「国」としての正統性を重視する方なので、かならず国旗を持ってきます。一部で「太極旗部隊」と呼ばれる所以です。デモに米国の国旗を持ってくる人も多く、米大使館が困るとも言われています(笑
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