韓国大統領府、19日に「オリンピック前に『公使を更迭する』と連絡してくれるなら、日本の相応の善意として受け取る」 → 未だ連絡無し

韓国外交部が、「オリンピック終わったら日本と韓国は積極的に疎通していく」と話しました。言わば「オリンピック終わったら本気出す」ですが・・なぜか具体的に何をどうするとかは話さず、(記者に対して)「そう理解すればいい」としました。訪日や首脳会談のために日本側と話したことが無駄ではなかったという点をアピールしようとしているのでしょう。

しかし、相馬公使の更迭の話はまだ韓国側に来てない、とのことでして。これ、更迭するかどうかより、「更迭するという話」だけは早くしてくれと、大統領府の人がわざわざ言及していた案件でもあります。まだ訪日が霧散する前に「手続きに時間がかかるとしても、(日本側から韓国側に)相馬公使を更迭すると連絡でもしてくれたら、善意として受け止める」、と。それすらまだ連絡が来ていない、ということです。こんな状態でなにがどう積極的にその連絡すらまだ来てない、ということでしょうか。KBSの記事から引用します<<>>が引用部分となります。

 

<<外交部が日韓関係と関連して、東京オリンピック以来、韓国と日本が本格的な疎通していくと明らかにしました。外交部当局者は、今日(22日)、韓日関係に関する質問に「今回の首脳訪日は、基本的には行われなかったが、それにもかかわらず、韓日間の懸案に関する議論は進展がある程度あったのも事実。その成果に基づいて協議し続けていく」と述べました。それとともに「オリンピック期間中は、日本が対話に応じることができないので、オリンピックの後、本格的に韓日間の疎通をしていく、そういう次元で理解すればよい」と付け加えました・・

・・また、外交部当局者は最近、「卑劣な言葉の波紋」を生んだ相馬在韓日本大使館総括公使の更迭などの措置と関連し、「現在までに、政府レベルの外交ルートによる通知はなかった」と言いました。この当局者は「先週、この問題と関連して可視的相応の措置を早急に取るようにと言っておいた。時間が経つばかりなので、いつまで待つことができるのか、私たちも検討していく」とし「(※日本側は)緊急な措置を取る必要である」と強調しました>>

 

訪日しない発表があった7月19日(の午前)、京郷新聞によると、大統領府のパク・スヒョン首席秘書官は、相馬公使の発言についてこんなふうに話しました。「個人的な逸脱か、または日本政府が大韓民国をそう思っているという意味なのか、両方の可能性を置いて判断している」、「(読売新聞に載った『日本政府が公使を更迭することにした』という内容について)まだそんな話は聞いていない。オリンピックがあるから手続きに時間がかかっても、オリンピック前に更迭するという立場を知らせてくれるなら、日本側の相応の善意として受け止めることができる」。

大統領府自ら善意を言い出してガン無視されたのに、首脳会談のことで何を話していたのでしょうか。それに、それがオリンピックが終わったらどんな理由で積極的な疎通になるのでしょうか。もしかすると、韓国は、日本が「オリンピックが終わったら相馬公使を更迭するだろう」と見て、更迭発表を「日本の和解ジェスチャーだ。日本が手を差し伸べた」と騒ぐつもりでいるのかもしれません。

韓国側は、何かの懲戒を要求しているわけですが、「日本は懲戒ではなく、 人事異動を考えている」という話も出ています。どうであれ、この件が積極的な疎通のきっかけになることはないでしょう。なにをどう理解しろというのか、理解というのが、しろといわれて出来るものなのか、いろいろ『不通』です。

 

 

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