韓国、『住宅でないところ』で住む人が増加・・日本とはどう違うのか?

本ブログでも「ジオッコ」などの言葉で何度か取り上げたことがありますが、韓国の社会問題の一つに、「住居」があります。ジオッコというのは、地下(ジハ)、屋根裏部屋または屋上に作った乏しい環境の部屋(オクタプバン)、考試院(コシウォン、勉強する施設だけでもやすいので住む人たちも多い)の頭文字を取った造語です。そのように、人が「住める」環境じゃないところで住んでいる人たちのこと、です。今日取り上げる韓国経済の記事(10日)は、「住居脆弱世帯」といって、法律的に住宅ではないところで住んでいる人たちのことです。旅館(韓国で言う旅館、ヨグァンは、ものすごく安い、思わしくない環境にある宿を意味します)や、ビニールハウス、家を改造して無理矢理部屋の数だけを増やしたところ、などなどがそうです。

ホームレスの場合、住んでいるところによってカウントされる場合も、そうでない場合もあると聞きます。以下、<<~>>で引用してみます・・が、日本でも住居が不安定な人たちはいます。でも、結構「異なる流れ」がありまして。日本の場合、どちらかというと「ネカフェ」などで暮らす人たちが多いそうですが、記事の内容にもあるように、韓国ではそういう数を住居脆弱世帯にカウントするという話は聞いたことがありません。「住居(居住している)」じゃないからです。ここから記事の引用まではジェミニがまとめてくれた情報ですが、「住宅ではない場所に住んでいる」という現象自体は共通していますが、韓国は「劣悪な固定宿泊施設への定住」、日本は「娯楽・店舗施設(ネットカフェなど)への漂流」という側面が強く、統計の基準も利用実態も大きく異なります。




韓国の場合は: 保証金ゼロで入れる格安旅館・チョッパン(※主に違法改築で出来た狭い部屋など)・コシウォンなど、不衛生・劣悪であっても「固定の物理的空間」に身を寄せる。日本の場合は: 敷金・礼金・保証人なしで借りられる家賃の安い家が激減した結果、24時間営業のネットカフェやサウナ、ドヤ(簡易宿泊所)といった「店舗」に身を寄せる。そんな違いがあります。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・「住宅が余っていても私の家は無い」、猛暑の中で旅館やビニールハウスを転々」(※題)・・住居脆弱世帯は5年で11.2%増加。猛暑の中で冷房設備が不足する非住宅での生活、ソウルが14万8000世帯で最多(※見出し)・・国内の住宅数が世帯数を上回っているものの、旅館、板子小屋(※パンジャチブ、板張りの粗末な家のことで多くは住宅としての条件を満たしていません)、ビニールハウスなどで生活する世帯は55万世帯に迫った。住居脆弱世帯は5年前より11.2%増加した。10日、国家データ庁によると、昨年11月1日時点で「住宅以外の居所」で生活する世帯は54万5000世帯と集計された(※施設の完成度にもよりますが、半地下、そして屋上の部屋などはそれでも「住宅」とされるので、この脆弱世帯にはカウントされません)。全世帯の2.3%にあたる。旅館などの宿泊業者の客室に居住する世帯は5万8000世帯だった。板子小屋やビニールハウスで暮らす世帯は9410世帯だった。その他の住宅以外の居所で生活する世帯は47万8000世帯と調査された・・




・・住居脆弱世帯は着実に増加している。関連統計が現在の基準に改編された2015年には40万3000世帯だった。2020年には49万世帯へと21.5%増加した。昨年は2020年より11.2%増加した。地域別ではソウルが14万8000世帯で最も多かった。ソウルの住居脆弱世帯は2015年の10万3000世帯から2020年には13万5000世帯へと30.7%増加した。昨年も2020年より9.3%増加した。釜山は13万1000世帯でこれに続いた。大邱は3万3000世帯だった。

釜山と大邱の格差は約10万世帯に達した。住宅以外の居所の詳細分類は5年ごとに調査・公表される。行政資料だけでは毎年具体的な居住形態を把握することが難しいためだ・・・・猛暑が長期化するにつれ、住居脆弱世帯の困難も大きくなっている。正式な住宅ではない居所には冷房設備が適切に備えられていない場合が多い。老朽化した屋根や窓により、外部の熱気にそのまま晒される可能性も高い(韓国経済)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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