韓国の「あいつは親日だ」合戦は目新しいものでもありませんが、戦闘を繰り返すたびにレベルが下るという特徴があります。今日も期待を裏切らない低レベル合戦があったので、紹介します。
韓国では有名なグルメコラムニスト ファン・ギョイク氏が、京畿道(キョンギド)観光公社の社長に内定されました。グルメは観光の重要な要因だし、いろんな国を訪れた経験がある人なので、そこまで騒ぎになりそうな問題ではありません。ですが、一部から「親日派を観光公社社長にするなんて」という指摘がありました。
彼は、別に親日ではありませんが、いつも日本料理を褒めていました。韓国料理は日本料理から派生したものだと指摘したり、オリンピックの弁当問題においても、「祝祭の場でそんなことをするのは礼儀ではない」と指摘したりしました。そのせいで、一部からは親日派と叩かれています。
ネットの隅っこでそんなこともあった・・なら別にいいけど、問題は、このくだらない論争に大統領候補キャンプ(※該当候補の選挙対策本部)まで加わったことです。京畿道といえば、与党でも最有力候補とされる李在明(イジェミョン)氏の本拠地。さっそく、東亜日報東京特派員出身で韓国では知日派(笑)とされる李洛淵(イナギョン)元総理が、この点を攻撃しました。
イ元総理は、「東京か大坂ならともかく、京畿道の観光公社社長にはふさわしくない」「日本料理を褒めすぎ、韓国料理は日本料理の亜流だと言いまくってきた人」としながら、ファン氏を責めました。
これが、人を責める理由になるのかどうか微妙ですが。どうやらファン・ギョイク氏も負けていませんでした。「イ・ナギョン氏は燕尾服を着ていた。あれは日本政治家の制服だ。イ・ナギョン氏は日本総理にふさわしい」と反論しました。以下、マネートゥデーから引用してみます。<<~>>が引用部分になります。
<<・・ファン・ギョイク氏が京畿観光公社社長に内定したというニュースが伝えられると、イ・ナギョン氏側は「東京か大阪の観光公社にふさわしい方だ」と批判した。イ・ナギョンキャンプのシン・ギョンミン常任副委員長は17日、ラジオ番組に出て、「日本料理をとても高く評価し、韓国料理はその亜流だというコメントをしすぎた」と話した。
黄氏は同日、Facebookを介して「政界の汚いレッテル貼りが、それも共に民主党の有力大統領候補であるイ・ナギョン キャンプが、私を対象にレッテルを貼った」とし「イ・ナギョン氏は日本通だと聞いている。日本の政治家との会合で、日本の政治家の制服である燕尾服を着ている写真を見たことがある。イ・ナギョンは、日本の首相にふさわしい人だ」と非難した・・>>
東京「お断りします」 大坂「お断りします」 総理官邸「お断りします」 ・・はともかくして。
グルメ以外には知識が無いのか、それともわざと言ったのかは分かりませんが・・燕尾服まで親日認定されました。「日本料理を高く評価したから親日だ」「燕尾服を着たから親日だ」・・次は何が来るのでしょうか。どこまで行くのでしょうか。「ご飯を食べた」「服を着た」あたりまで行ってくれるとブログ更新(ネタ確保)が楽になりますが。
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