なんか、投票用紙が足りなかった・・と話題になっています。実は、ドイツで、投票用紙が足りなくて再選挙になったことがありまして。特に負けたほう(国民の力)から、この件で不正選挙だとか、そんな話が盛り上がっているようです。またやっても結果は変わらないのでは、と思われますが。以下、聯合ニュース と デイリアンの記事を引用しますが、記事でもちょっとだけ触れられている「ドイツでの事例」について、まずちょっと書いてみたいと思います。ジェミニ(グーグルのAI)が調べてくれたところによりますと、2021年9月26日、ベルリンで起きた「前代未聞の選挙トラブル」、とのことでして。当日、ベルリン市では「連邦議会選挙」「市議会選挙」「区議会選挙」に加え、住民投票が同時に行われました。
ですが、同日に「ベルリンマラソン」が開催されたため、投票用紙の配送が大幅に遅れるトラブルが発生しました。普通、同じ日にやりますかね、こういうの。結果、不足・・というか多くの投票所で投票用紙が「届かない」ことに。違う選挙区の投票用紙が誤って配られたり、用紙が足りないため、投票所を一時閉鎖したりしました。投票時間を延長した結果、今回の韓国の事例と同様に、「投票時間終わった後、出口調査(予測)までテレビで流れた後」なのに、それでも投票する人が続出したそうです。ベルリンの憲法裁判所は「選挙の重大な欠陥であり、議席数に影響を与えた可能性がある」として、ベルリン市議会選挙全体を「無効」とする判決を下しました。これにより、2023年2月にベルリン市議会の「全面的な再選挙(やり直し選挙)」が行われ、当時の与党(社会民主党)が歴史的な大敗を喫し、政権が交代するという大きな政治的パニックに発展しました。
今回の韓国の場合、「不足した枚数」がどれくらいなのか、無効票にされたものはあるのか・・などがはっきりしないので、なんとも言えません。とんでもないミスなのは間違いありませんが。また、ベルリンの場合、投票用紙が足りないからって、投票所側が勝手に投票用紙をコピーして配ったり(笑)して、それで投票したものはすべて無効票とされた・・という寸劇もありました。そういう「事態」が韓国でもあったのか、あったならどれくらいあるのか、そういうデータが無いと、なんともいえないでしょう。一部メディアは、韓国でも「コピーした投票用紙が配られた」と報じているところがあります。しかし、個人的に、これは「ドイツでそんな事例があったという報道を、韓国でやったと勘違いしたのではないか?」とも思っています。本当にやったかもしれませんが。ま、続報待ちですね。一応、関連したニュースも含めて、<<~>>で引用してみます。
<<・・6月3日に行われた地方選挙で発生した「投票用紙の不足事態」は、公共機関が見せたまさに無能そのもののケースとして記録されるだろう。組織が完璧であることは難しく、ミスはあり得るが、今回の事態は単純なミスではなく「慢心」が生んだ結果と言わざるを得ない・・・・中央選挙管理委員会の対応は終始お粗末だった。選管は投票用紙が不足した理由について「予想を大きく上回る投票率の増加」を挙げている。しかし、予想外の事態に備えることこそが選挙管理機関の基本任務のはずだ。選挙当日、午後1時頃からソウル市松坡区の投票所などで投票用紙が足りなくなり、有権者が長時間待たされる事態が発生した。午後4時半には投票が完全にストップする場所もあり、諦めて帰る有権者が続出した。選管委は後になって「投票時間を午後10時まで延長する」と発表したが、これにより別の問題が生じた。
本来の締め切りである午後6時を過ぎたため、午後10時までに投票した人々は、すでに報道された「出口調査の結果」や「一部の開票結果」を見て、結果予測を知った状態で一票を投じることになったのだ。これは自由な投票権の行使が歪められたことを意味する。この前代未聞の事態により、根拠の薄い「不正選挙論」が再び勢いづく結果となった・・・・選管委は「法律上の選挙延期や再選挙の事由には当たらない」としているが、今後は法廷闘争へ発展する見通しだ。国民が結果を信頼できるよう「プロセス」を厳格に管理することこそが、民主主義の核心である(聯合ニュース)・・>>
<<・・史上初の、投票用紙不足事態を起こした中央船官委は、ソウル松坡区で総有権者数の50%に該当する投票用紙だけ印刷したのが原因だったと解明した。中央船官委事務総長はこの日、中央線官委庁舎で開かれた記者会見で「松坡区のような場合には、有権者数の50%を印刷したと把握した」とし「有権者数の中には、事前投票をした有権者もいらっしゃったため、全体有権者数の50%だけを印刷したわけである」と話した・・・・主権者の主権行使によって民意が明らかにされ、国論が統合されなければならない選挙が、投票用紙不足事態によってその手続きにおいて正当性が疑われることになった。それにつれて、選挙がむしろ国論分裂、国民間の葛藤と対立を増幅させるきっかけになるのではないかという懸念も提起された。「国民の力」関係者は「今日の開票は民主主義の終わりを宣告したもの」「選挙民主主義が冒涜された」と強い反応を見せた(デイリアン)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。