日本、ロシア「影の船団」制裁へ・・英紙は「韓国から燃料がロシアに運ばれている」と報道

日本が「影の船団」を含めたロシアへの追加制裁を行う(対象に指定した)、というニュースがありました。グーグルのAI「ジェミニ」の解説によると、日本政府は2026年10月2日、ロシア産原油を運んで制裁回避を手助けしている「影の船団(シャドーフリート)」の船舶35隻を初めて制裁対象に指定しました。日本の追加制裁の内容として、まず「影の船団」への規制:対象となった船舶35隻に対し、修繕、船舶保険、給油、船舶売買、船員手配などの海上・金融サービスの提供を原則禁止または許可制としました。他にも、ロシアの軍需関連など計33団体・9個人を新たに資産凍結の対象に追加。また、暗号資産を用いた制裁回避や軍民両用(デュアルユース)製品の調達に関与したとして、トルコやアラブ首長国連邦(UAE)の計4団体への輸出を禁止しました。言うまでもなく、欧米と足並みを揃えるという意味があります。欧州連合(EU)やイギリスなどが先行して行っている「影の船団」規制に同調し、国際社会と連携してロシアの主要な収入源である原油輸出の締め付けを図る狙いがあります。

9月、国連総会のとき、ニューヨークで高市首相がウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、対ロ制裁を継続・強化していく方針を伝えたことを受けた実行措置となります。ですが、ほぼ同じタイミングで、イギリスのガーディアンが「韓国内の制裁措置を違反しているわけではないが(韓国はエネルギー関連でのロシア輸出には関連措置を取っていません)、韓国の石油も影の船団がロシアに運んでいる」という記事を載せました。オリジナルは多分こちら「Fuel from South Korea being shipped to Russia as Ukraine war grinds on(※ウクライナ戦争が長引く中、韓国からロシアへ燃料が輸送されている)」という記事で、韓国では韓国日報が報じています。記事にもなったことだし、日本、欧米から韓国への圧力が強くなるのでしょうか。もしそうなら、そのとき韓国政府はどういう動きを見せるのでしょうか。<<~>>で引用してみます。




<<・・韓国で精製された軽油などが、欧州連合(EU)の制裁対象である船舶に積み込まれ、ロシア極東地域へ輸送されたと、英紙ガーディアンが6日(現地時間)報じた・・・・港湾や船舶の航行記録を分析した同紙の報道によると、今年7月から8月にかけて、17万6000トン以上の燃料が計14回にわたり、韓国の複数の港からロシア極東地域へ輸送された。輸送には7隻のタンカーが使用され、そのうち3隻は英国とEUの制裁対象となっている。特に1隻は、韓国の海域で「船対船(STS)」方式により貨物を積み込んだ。STSとは、海上で船舶同士が貨物を積み替える方式であり、船舶が港に寄港しないため、貨物の出所を曖昧にできる可能性がある。

誰がその燃料を所有し、販売したのかは確認されていない。しかし、タンカーが最終目的地を隠そうとした形跡が捉えられている。「ライラ」号は7月19日と8月10日に韓国の蔚山港を出発してロシアのウラジオストクへ向かったが、2回目の航行の際は、韓国当局に対して目的地を日本の新潟と申告していた。ロシア船籍の「アストリア」号も、8月1日に蔚山を出発する際、行き先を日本と申告した後、ウラジオストクへ向かった。「Cheong Cheon」号(※多分、晴天号?)に至っては港に寄港せず、麗水港付近で別のタンカーから燃料を受け取り、目的地をシンガポールと通知した後、やはりウラジオストクへ航行した・・・・ウラジオストク行きの船舶3隻はいずれも、西側諸国の制裁対象となっている。ガーディアン紙はこれらの船舶の所有者や管理者にコメントを求めたが、回答は得られなかった。




フィンランドの調査機関であるエネルギー・クリーンエア研究センター(CREA)が海運情報会社ケプラー(Kpler)のデータを分析した結果によると、ロシアは8月に海上輸送で36万8000トンの石油製品を輸入したが、韓国を経由した分はその31%を占め、インドに次いで2番目に多かった。CREAのアナリスト、イサーク・レヴィ氏はガーディアン紙に対し、「これは制裁体制を弱め、ウクライナに対する韓国の支持を損なうものだ」と語った。ただし同紙は、今回の輸出には西側諸国が制裁を科している船舶が一部利用されたものの、韓国が独自にロシアに対して実施している措置には違反していないようだと伝えている。韓国は主に産業機械、電子製品、車両などの対ロシア輸出を規制しているが、商用の軽油や航空燃料は制裁対象品目には含まれていない(韓国日報)・・>>

韓国は最近、北極航路を利用する案を積極的に行っており、テスト運航などもしています。言うまでもなく、経済安保的に(そして北極航路の有用性についても)異論が出ていますが、そもそも李在明政権は中露側に近づくことを「実用」だと思っているので、この動きは続く可能性が高いでしょう。本件は8月21日にお伝えしました。昨日「中韓関係」について米議会が懸念しているという内容を書きましたが、もはや「中国」というのは、「中露朝」という「陣営」でもあります。さて、韓国は選択は?(あえてこんなふうに書いてみる、心の曇ったシンシアリー)・・と、今日の更新はこれだけです。次の更新は明日、7日の11時頃です!

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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   ・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。