釣りのために出向した釣り船が給油船と衝突、13人が死亡、2人が行方不明になりました(URLだけ載せます)。
http://v.media.daum.net/v/20171203160819893
悲しい事故ですが、本エントリーは自己自体ではなく、各マスコミの報道に共通する「あるコンプレックス」について書いてみたいと思います。
(ここから「続きを読む」の後になります)
もうお気づきでしょうけど「せ、セウォル号とは違うからね。本当だからね」という書き方です。
もっとも露骨なのがイーデイリーのこの記事で、文大統領がちゃんと指揮体制を取っていたことを取り上げて「セウォル号の時とは違った」と大々的に報道しています。こちらもURLだけ載せておきます。
http://v.media.daum.net/v/20171203103735000?d=y
それもそのはず、セウォル号も「積弊」ですから。朴槿恵氏を魔女狩りした新しい世界を切り開いた今において、セウォル号と同じことが起きては「いけない」のです。その心理はわかります。
でも、本当にセウォル号の時と違うのでしょうか。
今回の事件は、向こうから来る給油船を、釣り船が橋脚のせいで避けられなくなって発生したものです。ここは水の流れが強く、給油船など多くの船が行き来し、しかも橋脚がある場所。釣り船は今日沈没した船だけではありません。多くの釣り船がここを運航しています。
そういうのを放っておいて、大統領が陣頭指揮したから「セウォル号とは違う」と言われても・・・
余談ですし場所も違いますが、2015年、悪天候であるにも無理をして出向して船が故障、そのまま波に打たれて沈没した釣り船「イルカ号」というのがあります。15人死亡、3人行方不明。
変わるものがあるとするなら、犠牲者の累計だけかもしれません。
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