悪人を許した裁判官を罷免せよ!大統領府への請願が相次ぐ

私がネズミやクマと遊んでいるうちに、サムスンのイ・ジェヨン副会長が執行猶予になりました。

そもそも、彼を有罪にしたのは「朴槿恵の有罪だ」とするためでした。<イ・ジェヨンがチェ・スンシルに賄賂を与えた→朴槿恵はチェスンシルの一味だ→イ・ジェヨンは朴槿恵に賄賂をやったのだ→朴槿恵は有罪だ>・・のシナリオでしたから。

サムスン側は、徹底的に「違う。私たちは被害者だ。カツアゲされたのだ」と主張してきました。

 

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でも、いまではそれ以外にも朴槿恵氏を有罪にできる様々な資料と証言(その説得力はともかくして)が確保できているため、文在寅政権としてはサムスンに恩を売っておくのも悪くないわけです。それが執行猶予の背景でしょう。

大法院(最高裁判所)での判決が残っているのでどうなるかわかりませんが、この件で韓国民の(彼ら基準の)正義感が爆発したようです。

<イ・ジェヨン三星電子副会長に執行猶予を宣告したチョン・ホンシキ、ソウル高裁部長判事を罷免するよう、青瓦台(大統領府)請願掲示板に要求が相次ぐ中、裁判所は、正式な対応を自制している。

現職判事の間では、個々の判決をめぐり罷免請願まで出すのは、三権分立に反する過度の主張だという反応が多い。ただし、一部では、簡単に納得できない量刑判断を批判しているので納得できる主張だという意見もある・・>

http://v.media.daum.net/v/20180206112728083?rcmd=rn

 

 

さて、慰安婦合意の破棄が言えなかったこと、オリンピック単一チームで保守勢力を刺激したこと、仮想通貨で若い層から叩かれたこと、そしてサムスン執行猶予で「積弊清算」の説得力が危うくなったこと。

文在寅氏の立場がおかしくなりつつあります。ただ、それでもまだ60%ぎりぎりの支持率はあります。

六月の地方選挙(ソウル市長など自治体の選挙)と、ほぼ間違いなく行われるであろう「改憲」のためにも、そろそろ何か「いいところ」を見せたくなる頃ですが・・

まずは平昌冬季オリンピックの成功を願うしかないでしょうし、次は3月1日の演説内容・・・位でしょうか。

 

 

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