ブルームバーグなど外国のマスコミ、一斉に文在寅大統領を批判

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4日、国家安全保障会議で、文在寅大統領は、北朝鮮の寧辺核施設の廃棄を(今のままでも)「非核化の『不可逆』段階だ」と話し、金剛山観光と開城工業団地の再開についても言及しました。

言うまでもなく、これは明らかに米朝首脳会談の決裂を意識して、「北朝鮮は約束を守った。米国が何か譲るべきだ」とする間接的な意思表明でありましょう。文氏は、前にも同じ趣旨の発言をしたことがあります。

この件で、ブルームバーグ、AFP、ファイナンシャル・タイムズなどが一斉に文氏の発言を批判しました。東亜日報がまとめた記事から、部分引用します。

 

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<文在大統領が北朝鮮の寧辺核施設の廃棄を「非核化の不可逆段階」だと評価し、金剛山観光と開城工業団地再開を推進するとの立場を明らかにしたことについて、西欧の主要メディアが否定的な評価を出した・・

・・米国ブルームバーグ通信は「文(大統領)が、北朝鮮の核提案を称賛し、トランプ大統領と別れた」というタイトルの記事で、「文大統領が北朝鮮の寧辺核施設の廃棄の提案に喜び、対北朝鮮制裁にも、北朝鮮の言う通り部分的な制裁解除を議論した・・(略)・・ブルームバーグは「文大統領は首脳会談のすぐ次の日、金剛山観光と開城工業団地の再開など、南北経済協力の速度を出せと注文した」、「これらの施設は、北朝鮮に現金を供給するもので、再開するには米財務省と国連安全保障理事会の承認が必要だ」と指摘した。

AFP通信も、「寧辺は北朝鮮の唯一のウラン濃縮施設ではないとみられており、その閉鎖が北朝鮮の核プログラムの終了を意味するものではない。しかし、文大統領は寧辺の核施設の廃棄が北朝鮮の非核化が不可逆的な段階になると述べた」と伝えた。

英ファイナンシャル・タイムズ(FT)は、専門家を引用し、「米国が対北朝鮮制裁を主要な手段としている中、韓国政府が南北経済協力を強く押し通す場合、韓米両国の間に不和が発生することもある」と予想した・・>

https://news.v.daum.net/v/20190306030009654?d=y

 

文在寅大統領は去年9月にも、まるで「北朝鮮はもうやることやったから、米国が何か譲るべきだ」という趣旨で話したことがあります。

<・・北朝鮮の非核化措置に米国が取るべき「相当の措置」として終戦宣言、人道支援、芸術・公演団交流、相互連絡事務所設置、経済視察団の交換訪問などを挙げた・・>

https://news.v.daum.net/v/20180926070139261?d=y

今回もまた、米国に対して「なんでなにもしないの?」と不満を表しているのでしょう。

去年、ヨーロッパとASEANで相次いで「制裁緩和」を主張して、相手にされなかった文大統領。今回もまた「安倍のロビーのせい」にするのでしょうか。

 

 

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