キム・ギョンミン漢陽大学政治外交学教授が、安倍総理が日本の軍事力増強に大きな役割を果たしたというコラムを載せました。最後は起承転結完全無視で『日本が悪い(なニュアンス)』で終わりますが、なんというか、「韓国からすると喜べないが、安倍総理は有能だった」と言いたがっている(でも言えない)、そんな文章にも見えます。以下、「ソウル経済」から部分引用してみます。
<・・安倍前総理には、筆者(※キム教授)としてはに特別な記憶がある。 2006年、韓国で言う「次官級」である日本の防衛庁が、「長官級」の防衛省に昇格し、東京都心にある防衛省練兵場で昇格記念式があった。国内外の記者たちが招待されたが、筆者も外国人の新聞コラムニストの1人として運良くその場に参加できた。
安倍前総理は、練兵場表彰台で自衛隊を査閲し、特別講演は「青年将校」出身として日本の軍事力の基礎を固めた中曽根元総理が引き受けた。
軍事予算を独自に策定し、必要な武器をスピーディーに購入できるようになった日本防衛省の昇格は、日本の歴史をひっくり返した一大事件だったのに、このことを安倍前総理が成し遂げたという事実を知っている人は、そう多くはないようだ。日本の人たちすらもよく分かってない「安倍軍事力増強」は、2018年12月、内閣の議決過程で空母2隻を作るという宣言で代表され、それは他のどの総理にもできなかった、タブー、すなわち攻撃的軍事力を持たないという決定を覆したものだった。
空母は攻撃型兵器の象徴として、第二次世界大戦で敗北した日本は専守防衛を原則とし、外国から武力攻撃を受けたときに限り防御戦略として軍事力を使用するという戦略を固守してきた。にもかかわらず、この原則を破って、先制攻撃も可能な空母保有を宣言したものである。安倍前総理は、ここにとどまらず、世界最高性能の対潜哨戒機P1を100台も配置する計画を立てた。 P1の航続距離は9000㎞を上回り、中国の潜水艦からは「大東亜共栄圏対潜哨戒機」というニックネームで呼ばれるほど、最も恐ろしい、潜水艦の天敵とされている。
安倍元首相の軍事的業績は、これにとどまらず、同じく誰も成し遂げることができなかった宇宙軍を創設し、米国と協力しながら、中国、ロシアの攻撃衛星を防ぐ訓練をした。それだけだろうか?東京オリンピックを準備し、サイバー攻撃に対抗する能力を、米国国防総省レベルまで引き上げ、サイバー攻撃に対する防御だけでなく、相手を深くサイバー攻撃することができる能力を着実に育ててきた。そして、相手への電子攻撃能力を、ほぼすべての種類の戦闘機と輸送機、対潜哨戒機などに搭載して、相手の通信を遮断、レーダー機能の麻痺させる電子戦能力の拡充を、国防政策に正式に反映し、予算を投入してきた。このすべてが、安倍政権の時に行われた・・
・・(※日本の)軍事力は、解体されるどころか、韓国を凌駕する最先端の武器で武装した軍事強国・日本になっている。そしてその軍事力は安倍政権の時、最も強力に発展したという事実を歴史は記録することになるだろう。
だからといってただ眺めているわけにもいかない。米国は日本の血盟(※強い同盟)だが、米国は、日本の軍事力増強を適切な線で制御しているので、幸いである。必ず未来志向的な韓日関係を維持しなければならないという点を、外交の方向にすべきである。それでこそ国益の助けとなる>
多分「韓国も頑張ろう」がテーマだろうけど、読み方によっては『日本が攻めてきたら終わりだ うわああぁぁぁぁ』にもなる、妙な構成です(笑)。そもそも、最後の外交とか国益とかの部分は適当にくっつけたようにも見えます。安倍前総理を呼び捨てにしていない(!)ところもそうだし、『彼がうらやましい』と言いたがっている・・そんな雰囲気が感じられるのは、気のせいでしょうか。
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