トランプ大統領の訪中、一部メディア「中国の儀典、最高礼遇ではない・・2017年より格下」

さて、米中首脳会談が開かれています。それは、ま、世界にとってなにかいいことが議論されるなら歓迎ですが、そういう結果が得られるのかどうか、微妙です。多くのメディアが「中国の華麗な儀典」として報じていますが、実は空港での出迎えからして「最高礼遇」のものではなかった、という指摘が出ています。決して「規模」に問題があるという意味ではありませんが、いわゆる「格」が、最高というか2017年より下がっている、という指摘です。元記事はニューヨークタイムズで、韓国では中央日報ファイナンシャルニュースなどが報じています。ドナルド·トランプ大統領が中国の空港に到着した際、その出迎えに出てきたのが、高位職であることに間違いはないけど、だからといってこれといった実権は無い、韓正 副主席だった、とのことでして。記事はこれについて、中国側が「決して失礼のない待遇をするものの、だからといって(2017年のような)特別な礼遇が提供しない、すなわち今回の会談でも「特別ななにかは無い」という意味ではないのか・・そういう話です。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・中国がドナルド・トランプ米大統領の訪中において、最初から微妙な『外交的な信号』を送ったという分析が出た。空港の出迎えに実権がほとんどない国家副主席を出して、「特別扱いはありませんよ」というメッセージを投げたという解釈だ。米国ニューヨークタイムズ(NYT)は13日(現地時間)、トランプ大統領が北京首都国際空港に到着した時、中国側が韓正 国家副主席を出した背景に注目した。中国は軍楽隊や大勢の歓迎する人たちまで動員して、形式上では国賓級の儀典を備えたが、実際、空港に出てきた人物の「級」は前より低くなったという評価だ。副主席は中国権力配列の上位圏の人物ではあるが、現在の共産党最高権力機関である政治局常務委員会からは退いている状態だ。実質的な政策決定の影響力も制限的であるとされている。




NYTは「中国が意図的に、象徴性とメッセージを同時に考慮した人選をしたのかもしれない」とし「トランプ大統領に公式的な礼儀は提供するものの、特別な優遇はしないという意味だと思われる」と分析した。今回のことは、前のトランプ政権のときともはっきり違う。2017年、トランプ大統領の最初の訪中のときには、当時、外交最高レベルの職位だった楊潔篪 政治局委員が直接空港で出迎えた。当時、中国の官営メディアは「中国が米中会談をどれだけ重視しているのかを示す象徴的なこと」と評価していた・・・・実際、中国外交では、儀典は単純に形式ではなく、それ以上の政治的意味を持つ。オバマ政権でホワイトハウスのアジア担当顧問だったエヴァン・メデイロス ジョージタウン大学教授は「中国外交での儀典は、そっくりそのままメッセージである」とし「特に空港での出迎えは、相手国に対する尊重の水準を示す核心的な光景」と話した(中央日報)・・>>

 

<<・・ドナルド・トランプ米大統領が中国北京に到着した直後に受け取った中国側の出迎えの水準を置いて、米外交専門家たちから微妙な解釈が出ている。中国が国賓級礼遇を提供しているのは事実たが、2017年の訪中の時よりは一段階「下げた」儀典を通じて、「強くなった中国」という自信を表わしたという分析だ。トランプ大統領は13日(現地時間)夜、北京に到着した。中国は軍楽隊や国旗を振るう青年数百人を動員し、大規模な歓迎イベントを開いた。空港には韓正 中国国家副主席が出てきた。表面的には最高水準の歓迎イベントだったが、外交専門家たちは「誰が出迎えに出てきたのか」に注目した。




ジョー・バイデン政権時代、ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)、中国担当高位職を務めたジュリアン・ゲワッツ コロンビア大学教授は、ニューヨーク・タイムズ(NYT)に、「中国は、トランプ大統領が格式と地位を重視するという点をよく知っている」とし「副主席という役職自体が象徴的なものになれると思ったのだろう」と話した。副主席は現在、中国権力の核心である政治局常務委員会からは退いた状態だ。公式の序列は高いが、実際に政策に関わる影響力においては制限的であるという評価が多い。これに対して専門家たちは、中国が「儀典は高くするけど、特別な扱いはしない方式」で米国を相手にしていると分析した。

外交情報筋たちはこれを置いて、前よりはるかに自信が大きくなった中国の変わった地位を見せているのだという分析が出ている。トランプ大統領が依然として世界最強国の指導者であるが、中国ももはや米国に圧倒されないという点を儀典形式を通じて明らかにしたということだ。実際、中国は前にも儀典を通じて政治的メッセージを送った事例が何度もある。オバマ大統領が2014年に訪中した当時は、王毅外交部長が出迎えた。一方、2009年にオバマ大統領が就任初年に中国を訪問した時には、当時に次期最高指導者と評価されていた習近平国家副主席が直接空港に出てきた(ファイナンシャルニュース)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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