昨日、YouTube(地上波ニュースの公式チャンネル)で米中首脳会談関連の動画をちょっと見ましたが、内容よりも、二人並んで立っているトランプ大統領と習近平主席が、妙に「Y」の字に見えました。二人がなぜか外側に(近づかないように?)身体を傾けているように見えたからです。ポーズ違うけど「ヤッターマン」かよ、と思いました。今朝になって、いろいろ記事を読んでみましたが、やはり内容もパッとしなかったようです。中央日報、ソウル新聞などによると、イラン問題についても米中で発表内容が異なるし、中国はトゥキディデスの罠(トゥキュディデスという表記もあります)にまで言及した、とのことでして。トゥキディデスの罠(Thucydides’s Trap)とは、新興大国の急速な台頭が、既存の覇権国に警戒心を抱かせ、両者が望んでいない形での戦いに引き込まれていくこと、を意味します。米中対立でたまに出てきます。また、握手のやり方でもいろいろあった、とのことでして(笑)。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・再び訪れた北京だったが、ドナルド・トランプ米大統領が感じた空気は、前とは違った。9年前、紫禁城を丸ごと空にしたままトランプ大統領を皇帝のようにもてなしした習近平中国国家主席は、14日には「トゥキディデスの罠」を取り出し、自分を「G2」の皇帝と認めろと圧力をかけた。中国官営メディア新華社通信によると、主席はこの日、北京人民大会堂で開かれた首脳会談で「米・中がいわゆるトゥキディデスの罠を乗り越えて、両国関係の新しいパラダイムを作れるかというのは、世界からの質問であり、両国指導者が一緒に書いていくべき時代的な応えである」と強調した・・・・この概念をトランプ大統領の前から取り出したのは、米中が同等の超強大国であることを強調しようとする習主席の戦略的レトリック(修辞学)だ。実際、習主席は両国の貿易葛藤を置いて「貿易戦争には勝者がない」とし「平等な交渉が唯一の正解」と強調した。
習主席の考えは、トランプ大統領に対する儀典でも明らかになる。前日、北京の空港に降りたトランプ大統領を迎えたのは、2022年中央政治局常務委員から退き、事実上「引退」した韓正副主席だった・・・・この日、トランプ大統領に会って握手を求めた時、習主席の手も、トランプ大統領より目立つほど高かった。9年前、トランプ大統領と目が合うと、手をポケットから取り出していた時とは違った。明と清の皇帝が豊年を祈願した天壇公園を訪れたのも、紫禁城を案内した時とは異なり、「二つの皇帝」が並んで空に祈りをあげる場面を演出しようとする意図と解釈される・・・・習主席は米中対立の「レッドライン」も台湾問題だと言いきった。台湾問題を「中米関係で最も重要な問題」と規定し、「(米国が)不適切に処理すれば、両国関係が衝突したり、破局にもなって中・米関係全体を非常に危険な状況に追いやることができる」と言った。台湾海峡で米国の軍事的介入余地を事前に遮断するための警告だ。
イラン問題を含め、重要な争点は、両国が明確な解法を導出したり、成果を作り出すことができなかった。ホワイトハウスは「両国首脳がホルムズ海峡開放とイランの核兵器不許可に合意した」とし「習主席はまた、中国がホルムズ海峡の軍事化とその利用に有料にしようとするいかなる試みにも反対するという立場を明らかにした」と明らかにした。しかし、両国が具体的にどのような活動をするかは言及しなかった(中央日報)・・>>
<<・・ドナルド・トランプ米大統領と習近平中国国家主席が去る14日(現地時間)首脳会談でホルムズ海峡開放とイランの核兵器保有不許可に同意したというホワイトハウス側発表が出た。ただし中国はやや温度差のある態度を維持している。この日、ホワイトハウスは、米中首脳会談の後に報道資料を通じて「両側はエネルギーの自由な流れのためにホルムズ海峡開放を維持しなければならないという意見を共にした」と明らかにした。続いて「習主席は海峡の軍事化及び通行料の試みに対する中国の反対立場を明らかにし、今後中国の海峡依存度を下げるための米国産原油の購入拡大に関心を表明した」とし「両国はイランが絶対に核兵器を保有してはならないという点にも同意した」と強調した・・
・・(※しかし)ホルムズ海峡開放とイランの核問題を取り巻く米国側の主張とは異なり、中国は依然として慎重な態度を堅持した。中国外交部スポークスマンは首脳会談後の定例ブリーフィングで「中東問題は会談議題の一つだった」とし「ホルムズ海峡に対する中国の政策は一貫して明確だ」とだけ明らかにした。また、米国が主張した「中国がイラン核兵器の不許可に同意」という部分はまったく言及されておらず、ホルムズ海峡に関しても通行料などの核心争点には言及せずに、既存の立場だけを再確認した(ソウル新聞)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。