IMNと呼ばれる軍事情報ネットワークが、初めて起動されました。以下、ジェミニたん(グーグルのAI)の説明も交えて簡単に説明しますと、米インド太平洋軍(USINDOPACOM)が主導する軍事情報協力ネットワーク、「INDOPACOM Mission Network)」の略です。インド太平洋という単語が入っているだけに、いうまでもなく中国や北朝鮮への抑止力を高めるためのネットワークです。同盟国・パートナー国との間で、「リアルタイムに近いほど迅速に、作戦情報・インテリジェンスの共有、および統一された任務命令の伝達(ミッション・コマンド)を可能にする多国間連携システム」として運用が開始されています。個人的に、対中となると、やはり「米国主導」と「多国間」が共に動くという側面が重要はないだろうか、と思っています。
抑止力という意味で。ジェミニさんによると、IMNの主な概要と目的情報共有の一元化であり、これまでは2国間ごとに別々に共有されていた軍事情報を、参加国間でシームレスに結びつけます。作戦の「同期化」も可能になり、有事または共同訓練の際に、同じ状況認識、簡単に言えば共通する作戦の『状況図』などをリアルタイムに共有でき、その連携を緊密にします。IMNを円滑に運用・管理するための「連合指揮センター」が立ち上げられており、参加国はアメリカが主導する形で、日本、オーストラリア、フィリピンなどなどのインド太平洋地域の同盟・パートナー諸国・・となっていますが、ジェミニ、私が韓国関連質問をしていることを知っているからか、それとも状況的に判断したのかは分かりませんが、「韓国は現在この枠組みには含まれていないと報じられています」、とも。
実がこれが今回のエントリーの本題です。朝鮮日報が報じていますので、取り上げてみます。ジェミニの説明をもう少し追記しますと、<<従来の、アメリカを中心とした「放射状(1対1)」の同盟関係から、有志国が「網の目状(多国間)」に連携するネットワーク型の安全保障体制(格子状の防衛アーキテクチャ)への転換を象徴する取り組みとなっています>>、の部分がわかりやすかったです。以下、朝鮮日報(18日)記事を<<~>>で引用してみます。
<<・・最近終了したばかりの米国・フィリピン主導の多国間軍事演習「バリカタン(※Balikatan、肩を並べるという意味だそうです)」で、日本・米国・フィリピン・カナダ・オーストラリア・ニュージーランドの軍事協力体制「米インド太平洋軍(USINDOPACOM)ミッション・ネットワーク(IMN)」が初めて実戦運用された。米国が太平洋地域の軍事同盟国をまとめる新たな協力体制を打ち出したものだが、韓国はその対象に含まれていない。17日、米軍事メディア「海軍ニュース」と「インド太平洋防衛フォーラム」によると、こうした内容は、サミュエル・パパロ 米インド太平洋軍司令官がバリカタン演習閉会式で演説した際に公表したものだという。パパロ司令官は「今回の演習で、日本、オーストラリア、カナダ、、ニュージーランド、フィリピンと共に、米国の部隊を一つに連動させるIMNが稼働した」、「いかなる危機にも対応できるよう、信頼と相互の軍の運用を構築することができた」と話したというのだ・・
・・IMNは、在韓米軍・在日米軍などを管轄する米インド太平洋軍が2022年から構想し、具体化させた協力システムだ。米国が、同盟国との統合作戦を円滑に遂行できるよう、軍事作戦データと戦場の情報を安全に共有することがメインとなっている。今回のバリカタン演習は、米軍情報ネットワークに深刻な問題が発生した状況にも対処することを目指し、実施されたと伝えられている。フィリピン軍司令部があるマニラ近郊の、アギナルド基地にIMNを運用するための連合指揮センターが設置された。米軍がインド・太平洋地域の国々と軍事情報協力体制構築に着手したのは、北朝鮮・中国・ロシアなど陣営のリスクが増加しているためだと分析される・・・・各国から1万7000人が参加した今回のバリカタン軍事演習は、いままではオブザーバーとして参加してきた日本が、初めて陸上自衛隊の実戦部隊を派遣した(朝鮮日報)・・>>
ちなみに、朝鮮日報以外のメディアの記事は、検索してもヒットしませんでした。引用部分にもありますが、日本の自衛隊は今回の「バリカタン26」が(オブザーバーではなく)初めての正式参加であり、陸・海・空で約1400人が参加しました。同じくジェミニの情報によると、陸上自衛隊第1特科団がフィリピン北部で地対艦ミサイル(12式地対艦誘導弾)の実射訓練を実施するなど、本格的な参加だったようです。海上の目標艦艇を破壊する共同対艦戦闘訓練やサイバー防衛を通じ、日米比の対中国一体化を誇示することが目的であり、日本とフィリピンが2024年に日比円滑化協定(RAA)が発行したことで、自衛隊のフィリピンへの展開がスムーズになり、今回の大規模参加が実現できました。
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。