韓国メディア「FOMCで米韓通貨スワップ関連の話が無かった。日米はまた常設スワップ延長した」

ちょっといつもより長い告知がございますが後にするとして、まず通過スワップの話を紹介します。14日にもお伝えしましたが、13日、李在明大統領は、米中首脳会談の調整のために訪韓した(中国側と韓国で会うことにしたそうです)スコット・ベッセント米財務長官に、「外国為替市場分野協力の必要性」について言及し、米韓通貨スワップ締結を提案しました。韓国の場合、日本やEUとは異なり、実際に使える外貨にも余裕が無く、国内法的にも合意した対米投資を履行することはできません。そこで、国内法を直しましたが、外貨まではどうにもなりませんから・・前から米韓通貨スワップを主張していましたが、米国側は応じていません。このことで、聯合ニュース(連合インフォマックス、21日)や京郷新聞(18日)などが記事を出したので、そちらを取り上げてみます。

結論から、京郷新聞は「難しいかもしれない」としながらも、「それでも、それでもできるかもしれない」という話です。聯合ニュースは、ダイレクトに書かれているわけではありませんが、「4月のFOMC(連邦公開市場委員会)で、米韓通貨スワップに関する内容が・・ありませんでした・・」という内容です。私の読み方の問題かもしれませんが(笑)。そもそも、なんで合意したの・・という話にしかなりませんが。ちなみに記事引用はありませんが、この前の日韓首脳会談についても、野党(国民の力)側の議員から「本当に必要なのは日韓通貨スワップ(の強化など)なのに、なぜその話は無かったのか」などと批判する声が上がっています。日本も米国も、これ以上何かをする理由があるのでしょうか。以下、<<~>>で引用してみます。




 

<<・・先月、米国連邦準備制度(Fed・連邦準備制度)の連邦公開市場委員会(FOMC)で、韓米通貨スワップに関する議論はなかったことが分かった。20日(現地時間)公開された4月28~29日FOMC議事録によると、参加者は全会一致で5つの中央銀行との常設スワップ延長を決議した。Fedはカナダ銀行と英蘭銀行、日本銀行、欧州中央銀行、スイス国立銀行など5つの中央銀行と常設通貨スワップ関係を維持している。毎年4~5月FOMCで更新投票をするが、今回も更新が行われた(※毎日のように読む記事の内容があれなので、「日本などとは延長」をわざわざ書く理由があったのか、というのがちょっと気になります)。

関係者は、FOMC委員に「常設スワップラインは、かなりの恩恵を提供する中核安全装置」と説明した。ただし、最近国内で関心が高かった韓米通貨スワップ議論はなかった。李在明ら大統領は13日訪韓したスコット・ベッセント米国財務長官に会って両国間通貨スワップを提案したという。また、ベッセント長官はそれより先の先月22日、連邦上院に出席し、アラブ首長国連邦(UAE)をはじめとする湾岸及びアジア地域諸国が通貨スワップを要請してきたと明らかにした。今回のFOMC議事録ではUAEへの言及もなかった(連合インフォマックス)・・>>




<<・・最近、韓国政府が米国に通貨スワップ締結を提案したと知られ、実現の可能性に関心が集まっている。専門家たちは、通貨スワップが締結されれば、国内ドルの流動性を高めて為替レートの不安を緩和する効果があるが、米国がこれに応じる誘引は制限的だと見通した。しかし、対米投資の実行を控えて、可能性がまったく無いわけではないという反論も出ている。李在明大統領は・・・・米国財務長官との接見で、通貨スワップ締結を要請したと伝えられた・・・・政府は通貨スワップが締結されると、いったん市場の不安心理を緩和する効果を期待している。対米投資履行の側面でも肯定的に作用することができる。韓国は3500億ドル投資のうち2000億ドルを米政府が指定するプロジェクトに現金の形で投資することにした。安定的なドル調達条件が設けられると、投資執行負担を減らすことができる。

専門家たちは、現時点で米国が韓国と通貨スワップを締結する可能性は高くないと見ている。チェ・インソガン大学経済学部名誉教授は、「米国が通貨スワップを締結する主な目的は、グローバル金融危機の拡散を遮断することだ」とし「現在の状況はそれほど危機段階で見ることは難しく、米国の立場で実益も大きくない」と分析した。ウ・ソクジン ミョンジ大 経常統計学部教授も、「いままで、通貨スワップは米国投資家が韓国から資産を引き出さなければならないときに、ドルの価値が高くなっていると損失が大きくなるので、それを防ぐための措置だった」とし「現在、韓国は鉄鋼、半導体など輸出を通じてドルを稼いでおり、米国が危機状況と判断しない可能性が高い」と話した。

米国が各国と通貨スワップを締結した場合は、2008年のグローバル金融危機と2020年パンデミックのように大規模な危機状況であった。また、特定の国とスワップを締結するよりも、金融市場の影響力が大きい複数の国を同時に含む方式を好んできた。2008年と2020年にも韓国を含め、オーストラリア、シンガポール、メキシコなど多数の国々とスワップを締結した。韓国は2008年300億ドル、2020年600億ドル規模の通貨スワップを締結した。ただし、可能性が完全に閉ざされたわけではないという見方もある。ベッセント財務長官は先月24日(現地時間)、「常設スワップライン拡大が湾岸及びアジア地域の新しいドル資金センター構築の出発点になることができる」と述べながら、米国が戦略的にスワップ・ネットワークを拡大する可能性を示唆した。これは中国人民元の国際的影響力拡大を牽制しようとする動きと解釈される。米国は現在、欧州連合(EU)、英国、スイス、日本、カナダなど5カ所と固定通貨スワップを結んでいる(京郷新聞)・・>>

 

で、本題(?)の「告知」ですが・・本ブログの更新の話ですが、ちょっと休みを頂くことになりました。本当は今日まで普通に更新するつもりでしたが、ちょっと準備(休んだではなく、本当に準備中です)することもあって、これから火曜日まで、休みを頂きます。毎年のことですが、親の墓参りです。韓国に行くと言っても墓参り(都市からかなり離れたところにあるため空港から遠く、閉まる時間も早いのでいつも苦戦します)と、家族との挨拶程度ですが、それでも毎年1回はちゃんとするようにしています。次の更新は27日(水曜日)の11時頃になります。長い休みになりますが、ご理解の程をお願い申し上げます。

 

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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   ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。