米韓、今回の協議の声明でも「核に対する北朝鮮への警告」は削除されたまま・・「非核化」表現は復活

米韓が北朝鮮核問題に対応するために設立した、核協議グループ(NCG、Nuclear Consultative Group)というのがあります。詳しくなにをやっているかは・・書けばキリがなさそうなので(実はよくわかりません)・・毎回、北朝鮮の核問題、及び予想される北朝鮮の核の使用に対して、「それやめろよなまじでやめろよな」と宣言をしていました。もちろん、よく言われる「非核化」関連の内容もありましたが、警告のようなメッセージも結構強い論調で入っており、例えば尹錫悦前大統領の頃には、NCGは「米国または同盟国に対する北朝鮮のいかなる核攻撃も容認できず、政権の終焉に帰結するだろう」という強いメッセージを出しました。範囲を米国や韓国だけにせず、同盟国としているのも、一つのポイントだったと言えるでしょう。北朝鮮核問題は特定の国だけの問題ではありませんから。ですが、実は現在の李在明政権になってから、そういう表現、たとえば「非核化」とか、なにかの警告、そんなものが削除されました。

去年12月にNCG会議がありましたが、そんな内容はいっさい無く、いくつかのメディアの記事を読んでみると、(全ての文書を確認したかは分かりませんがそのメディアの取材の範囲内では、共同声明など対外的な発表において)「北朝鮮という単語が1回も出てこない」という内容まであります。しかし、そのことでアメリカ側からなにかの圧力(笑)があったようで、今回の会議では「非核化」という単語がやっと復活しました。中国と北朝鮮がその関係を再確認している昨今、そして在韓米軍と韓国政府との衝突、韓国内の「自主派」と「同盟派」の対立などで、韓国政府の立場が弱くなった結果ではないでしょうか。しかし、12日の文化日報朝鮮日報の関連報道によると、「しかし、警告メッセージ」は無く、先の「核による攻撃は到底受け入れることができない」などの表現は、今回もありませんでした。マスコミでは当然のように出てくる「日米韓の安保協力」というのが、実は根本からズレているということ。韓国情報では基本の中の基本でもあります。以下、<<~>>で引用してみます。




<<・・11日、ソウルの国防部大会議室で、第6回韓米核協議グループ(NCG)会合が開催された。韓米は同日発表した共同記者声明の中で、「北朝鮮の非核化」という目標と、米国による韓国への「拡張抑止」の提供を改めて確認した。また、NCGの活動や協議に必要な情報保護のため「セキュリティ指針」も策定され、両国の代表が署名した(※この前、韓国の統一部長官が米韓の秘密に値する内容を公言して問題になったことがありますが、それも関係していると思われます)。両国は同日の共同記者声明で、「韓米は北朝鮮の非核化に向けた共同の目標を確認した」とした上で、「米国側は核を含む米国のあらゆる範疇の能力を活用し、大韓民国に拡張抑止を提供するという公約を再確認した」と明らかにした。ただし、前政権時代の声明に含まれていた「米国または同盟国に対する北朝鮮のいかなる核攻撃も容認できず、政権の終焉に帰結するだろう」という表現は使用されなかった。

韓米がNCGの機会に「北朝鮮の非核化」を共同目標として確認したのは、2023年の最初のNCG会合以来、今回が初めてとなる。これは、北朝鮮の「核保有国としての地位」という主張を拒否し、「北朝鮮の非核化」を強調している米国政府の最近の流れを反映したものと解釈される。米国防総省・国務省も、今月8〜9日に日本外務省・防衛省と東京で開いた拡大抑止対話(EDD)の後、双方が「北朝鮮の完全な非核化に対する意志を再確認した」と発表していた。また、ホワイトハウスも先月の米中首脳会談後に発表したファクトシートで、「トランプ大統領と習近平主席は、北朝鮮を非核化するという共有された目標を確認した」としていた。韓米は共同声明で、「双方はセキュリティおよび情報共有、核危機時の協議手続き、韓米の核・通常兵器統合(CNI)、演習および訓練、戦略的メッセージおよびリスク軽減など、NCGの推進課題を検討した」と言及した。前回の第5回会合時、両国は「韓国が朝鮮半島の通常兵器防衛において主導的な役割を果たしていく」と発表していたが、今回の会合では、米国が主導する核作戦に対して韓国が通常兵器で支援を行う内容であるCNIの具体的な手法が議論されたという(朝鮮日報)・・>>




<<・・「北朝鮮の核の脅威」という文言を削除していた米韓NCG共同声明、「北朝鮮の非核化という共同の目標」を初めて明記・・・・一方で李在明政権下で2回目となるNCG会議でも「北朝鮮への警告文言」は再び見送り(※題、見出し)。米韓両国は11日、ソウルで第6回核協議グループ(NCG)会議を開催し、北朝鮮の非核化という共同の目標を再確認したと発表した。昨年、李在明政権の発足後初めて開かれた第5回NCG会議で全面的に削除されていた「北朝鮮の核の脅威」に関する文言が、今回の共同声明で復活した。米韓は同日・・・・NCG会議を行い、6項目からなる共同声明を発表した。共同声明には「米韓は北朝鮮の非核化に対する共同の目標を確認した」との文言が盛り込まれた。

米韓の拡張抑止に関する協議体であるNCGの共同声明に「北朝鮮の非核化」が明記されたのは今回が初めてである。声明には、両国が北朝鮮の核・ミサイル能力の高度化に対応し、NCGの持続的な発展を通じて拡張抑止を強化するという内容も含まれており、「北朝鮮」という単語が計3回言及された。昨年12月にワシントンで開かれた第5回NCG会議の共同声明では、前政権の尹錫悦政権時の共同声明に含まれていた「北朝鮮によるいかなる核攻撃も容認できず、それは政権の終焉に帰結する」といった北朝鮮への直接的な警告文言がすべて削除され、物議を醸していた。

今回の共同声明でも、大方の予想通り、北朝鮮への直接的な警告文言は見送られた。これについて、先日の国交樹立記念等に伴う中朝首脳会談において、中国の習近平国家主席が朝鮮半島の非核化について一切言及せず、事実上、北朝鮮の核保有を容認したのではないかとの懸念が強まる中、米韓がこれを牽制するために動いたという見方が出ている(文化日報)・・>> 明日は1日休みを頂きます。次の更新は14日(日曜日)11時頃になります。

 




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