この話をするたびにいつも書いていますが、本ブログは(私は)投資についてアドバイスするほどの経験もないし、これから証券市場、金融市場がどう動くのかを予測する力もありません。また、たとえ株価が下がっても、(人それぞれの状況によりますが)長期ホールドすることで回復することもあるだろうし、私、自分自身、インデックスファンド(日本国内メイン)で投資をしている1人です。決して投資そのものについてネガティブな考えを持っているわけではありません。本ブログで取り上げたいのは、あくまで家計債務としての側面、すなわち「相対的剥奪感」による借金での投資、そして、強制清算、追証などによるロスカット(韓国では反対売買と言います)になってしまうなどの問題を取り上げているだけです。8日時点で、サムスン電子もSKハイニックスも最高値から23~28%も下がっている、とのことでして。その銘柄「だけ」で構成されているレバレッジ(2倍、3倍など)ETFによる問題が浮き彫りになっています。
すでに自転車操業、というか火の車(韓国で言う『まわしてふせぐ、ドルリョ・マッキ』)モードになっているようで、強制清算を防ぐためにまた借金をする人たちが増えています。関連した内容を、ニュース1、マネートゥデイなどが報じています。また、家計債務が1か月に5月が9兆3千億ウォン、6月に8兆3千億ウォンも増えたというデータが公表されています。それまでは、多くても3兆ウォン位でした。住宅担保ローンなどもすべて含めての数値なので、これが全部株式に流れ込んだわけではないでしょうけど、かなりの増加幅です。逆に、住宅を担保にして株式投資をはじめた人もいるでしょうけど。一般的に「反対売買」として発表されている数値は、「株式信用取り引き」データなどは証券会社で発表した数値によるものですが、実際はノンバンク圏も含めて、家計債務が急速に増えていると見ていいでしょう。はてさて、以下、<<~>>で引用してみます(※実際に韓国コスピたん関連で投資をする方は、かならず最最最新の数値や最近の流れなどをチェックしてください。繰り返しになりますが本ブログは投資ブログではありません)。
<<・・株式市場が暴落すると、カードローン申請が急増しだしたことが分かった。指数暴落でサーキットブレーカー(プログラム買い・売り注文の効力が一時停止)が発動すると、一部のカード会社ではカードローン申請が、約7倍ほど増えた。証券会社の未収取引の反対売買(※融資による長短期取り引き、及びその矯正ロスカットのこと)を防ぐために、投資家が急いでカードローンで金を借りるという分析も出ている。8日、カード業界によると、最近コスピ市場のボラティリティ(※急騰落)にカードローンが大きな影響を受ける。株式市場が暴落する日であればあるほど、カードローンの申請件数が急激に増えるのだ。実際の事例として、Aカード社の場合、先月23日にカードローン申請件数が1週間前より125%、前月同日に比べては668%暴増した。
この日はコスピ指数が910ポイントさがり、記録的な急落を記録した。Aカード社は先月8日にもカードローン申請件数が前月同日比60%急増した。この日も大規模な下落で、売りサイドカー(※売り注文に対するサイドカー、株価急変時の措置)とサーキットブレーカー(取引停止)がすべて発動した・・(※このような現象はAカード社だけの問題ではないとする内容)・・カード会社関係者たちは「去る2日午後、コスダック市場で売りサイドカーが発動した時、瞬時にカードローン申請が急増した」と話した。業界では借金を出して投資するいわゆる「借金」拡散を一つの原因とみなす(マネートゥデイ)・・>>
<<・・サムスン電子とSKハイニックスが最高値比20%以上下落し、信用取引を利用した投資家の口座に火がついた。株価の下落で担保維持比率を合わせることができなかった投資家が、追加証拠金を納入したり、株式を売りに出したり、または証券会社の反対売買で株式が強制清算されたものと見られる。9日、証券業界によると、サムスン電子とSKハイニックスの信用融資残高は7日、1日で2000億ウォン以上減少した。これは新規の信用買いよりも、決済や清算による返済の方が多かったためだ。ある証券業界関係者は「先月末、高値付近で信用融資を利用して買収した投資家たちが、株価急落で担保維持比率を満たさず、自主的な売却、あるいは反対売買にあたった影響だろう」と分析した。信用融資は、投資家が証券会社にお金を借りて投資した金額を意味する。通常、信用融資取引時の担保維持比率は140%だ。株価の下落により口座の担保価値がこの基準を下回ると、証券会社は投資家に追加の証拠金の支払いまたは担保の補充を要求する。定められた期間内にこれを履行できなければ、保有株式を証券会社が強制的に売却する反対売買が行われる。
実際、サムスン電子は先月18日からこの日(※8日)23.4%下落した。 SKハイニックスも先月22日の高値から28.9%下がった。最高値付近で信用取引を利用して買収した投資家ならば、担保維持比率が崩れ、反対売買対象になった可能性が大きい・・・・3取引日の初短期レバレッジ投資である委託売買未収取引でも反対売買が続出している。去る6月の1日平均委託売買未収金に対する反対売買金額は535億ウォンで5月の393億ウォンより大きく増加した。 7月に入っても1日平均346億ウォン分の株式が清算されている(ニュース1、各メディアによく「反対売買1日に500億ウォン」というフレーズが出てきますが、これは証券会社の数値だけで、ノンバンク圏からの借金がもっと問題になるのではないかと思われます)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。