韓国、どうしてこんなに個人再生が多いのか・・「個人再生が通ると、お祝いにまた金を借りる」

韓国では個人破産、特に個人回生(日本で言う個人再生)が急増しています。5日にもお伝えしましたが、単純比較ではあるものの、個人再生だと日本の14倍規模です。韓国でも、「良いこと」だけ報じようとする記事が圧倒的に多い中、ビットゥ(借金で株式などに投資すること)や個人再生関連のニュースがそこそこ増えてきました。ただ、個人再生関連の記事を読んでみると、「誠実に破産したから」という理由で、大目に見るべきだという意見が多いのが特徴です。ソース記事のマネートゥデイ(2日)の場合は、それでも控えめな書き方をしているほうです。あと、2023年のものですが、国民日報の記事も一つ引用したいと思います(2023年に取り上げた記事ですが)。記事の内容は、「一部ではあるものの」、個人再生にはモラルハザードやブローカーの問題もあり、こういうのはもっと厳しくフィルタリングしなければならない、としています。そもそも関連記事のほとんどが「無理ない範疇で借りて、ちゃんと返そうよ」とハッキリ書けなくなっている時点で、すでに何かが外れているのでしょう。

あと、ソース記事の引用の後に、もう一つ、2023年の記事を引用しますが、その記事がなかなかの傑作でして。引用している部分にはありませんが、実際に債務者の財産、所得、弁済計画案などを検討する関連裁判所の「回生委員」たちの話として載っている内容ですが・・個人再生を申し込んだ人たちの中には、「収入に比べ過剰な支出をする事例」、「株式およびコイン投資による事例」などなどが多い、とのことでして。中には、高価な塾に金を使いすぎる人(過ぎた私教育)も少なくない、と。債務が多いのに頻繁なタクシー利用、インターネット放送への数百万ウォン台の「投げ銭」後援、「繰り返しグッ(韓国の伝統的なシャーマニズム儀式のことで、お金がかなりかかると聞きます)を行う」など、普通とは思えない消費パターンも多いとのことです。これらは、「投資失敗と繋がっている場合もある」とのことです。すなわち、投資失敗の原因を「自分以外の原因(スプリチュアルな?)」だと決めつけ、それをなんとかするためにグッをしたのかもしれませんが、裁判所からすると「それで個人破産を申請したのか(汗)」としかならないわけです。<<~>>が引用部分です。




<<・・破産・再生制度(※原文では「回生制度」)は、借金に追い込まれた債務者の復帰を助ける最後の救済策である一方で・・・・財産の隠蔽、虚偽債務の操作、繰り返しの申請、不法ブローカーの介入など、制度の抜け穴を狙うケースも少なくない。法曹界では、制度が借金を踏み倒す手段として悪用されるのを防ぐため、悪質なケースを見抜く能力を高めなければならないという指摘が出ている・・・・財産を隠して偽の借金を作る手法が使われることもあるが、裁判所で有罪と認めさせるのは難しい・・・・制度の隙間を狙う無資格ブローカーも問題だ。手続きをよく知るふりをする無資格者が債務者に接近し、書類の作成・提出を代行したり、虚偽の賃貸借契約書といった偽造書類の提出をそそのかす方式だ。過去の検察捜査では、破産・再生事件を斡旋したブローカーと、名義を貸した弁護士などが摘発された。これを受けて裁判所もブローカーチェックリスト制度を導入し、疑わしい事件を選別してきた。

繰り返しの申請問題もある。一度借金を帳消しにされても、また免除の申請をして行政力を浪費させるのだ。韓国のソウル回生裁判所(※個人再生担当裁判所のソウル支部)の昨年上半期の個人破産統計調査の結果、過去に倒産手続きの申請経験がある債務者の割合は29.43%だった。 2022年以降、個人破産・個人再生など倒産手続きの申請経験がある債務者の割合は小幅な増加傾向にある。もちろん、過去に申請経験があるからといって、すべてが悪用というわけではない。失業や病気、景気の悪化などで、再び債務不能状態に陥る場合もあるからだ。




ある倒産専門の弁護士は「悪用を懸念して制度のハードルをむやみに上げれば、誠実な債務者の再起を阻むことになりかねない。反対に、虚偽資料の提出やブローカーの介入を放置すれば、制度の信頼が崩れ、その損害は債権者だけでなく誠実な債務者にも及ぶ」と指摘する。続けて「申請前後の財産移動、債務が発生した経緯、所得申告の一貫性などを多角的に見る必要がある」とし、「裁判所・破産管財人・捜査機関の間の情報共有と、疑わしい事件に対する集中的な審理の強化が必要だ」と語った(マネートゥデイ)・・>>

 

<<・・一部の債務者は、免責を得るために、最初は「高級品」の購入や、複数回の整形手術などを述べない。しかし、支出内訳はその後の調査でバレたりする。本人と配偶者の収入を超えたショッピングを続ける事例、クレジットカードだけを信じて海外旅行を続けていく事例、輸入車を何度も買い替える事例などがそうだ。債務者たちは消費習慣が間違っていると『懺悔』の陳述書を書き出すが、一部は裁判所手続きの進行中にもショッピングとオンラインギャンブルを続けて摘発されたりもする。稀ではあるが、債務者が個人再生と認められた後、「お祝い」としながら追加でお金を借りる事例も見られる。「限界が感じられる」というのが、裁判所関係者の経験談だ・・

・・「簡単なローン」広告はあらゆる手段で人々に向かう。容易に多くを削減できるノウハウがありますとささやく再生ブローカーもあり、法律事務所は弁済率を下げた事例を実績のように提示する。青年たちはもう「返済できないなら再生すればいいじゃん」と話している(国民日報、2023年6月22日)・・>> 今日の更新はこれだけです。このまま明日1日休みをいただいて、次の更新は12日(日曜日)の11時頃になります。今日は「東京十社巡り(パート1)」に出かけます!

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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