韓国株式市場「借金で株式投資」、レバレッジETFなどで大きな損失・・最高値から60%下落の商品も

以下の内容、実際に投資をされる方々は「必ず最最最新の情報を確認してください」。本ブログは投資に関するアドバイスなどを提供するサイトではないし、これから株式市場がどう動くかを予測できる力もありません。そんな力があるなら私は今頃・・(略)・・ただ、韓国で問題になっている「ビットゥ」(借金で投資、この場合は株式)や家計債務の側面、増える個人再生(破産制度の一つ)、そんな側面を取り上げているだけです。借金だからと言って全てが危険なものではありませんが、このような「明らかに無理な借金による投資」が危ない、よくないということには異論がありません。私もインデックスファンド(日本国内中心)に投資しているし、決して投資そのものに反対しているわけではありません。というか、新NISAなどを介した投資はもっと増えたほうがいいと思っています。基本的にそういうスタンスでお読みください。昨日、韓国の株式市場が大変なことになりました。

市場といっても、時価総額の40~50%が二つの銘柄(サムスン電子とSKハイニックス)に集中しているし、借金投資はレバレッジETF(2倍、3倍など)に集中しています。そんな中、二つの銘柄が急落、多くの「反対売買」(追証などによる強制清算)が発生しています。特に、未収金取り引きと言われる、「数日後には返す」を前提にした投資(長期ホールドなどは考えていない形)が行われているなど、などなどの理由で、多くの損失が発生しています。SKハイニックス関連のレバレッジETF商品の中には、「全員損失」の領域(投資した全員がマイナス)に入ったのもある、とのことでして。毎日経済ソウル経済韓国経済など多くのメディアが一斉に記事を載せていますので、その中から必要な部分だけ引用してみます。以下、<<~>>が引用部分です。リーマンショックレベルの数字が当たり前のように出てきたりします。




<<・・コスピ(KOSPI)の大型株が2桁前後の急落を記録したことで、いわゆる「ビットゥ(借金をして投資する)個人投資家」の損失懸念が高まっている。サムスン電子とSKハイニックスの2社に積み上がった信用融資残高だけで10兆ウォンを上回っているほか、委託売買の未収金(※日本でいう委託保証金現金不足分など)も1兆4000億ウォンを超えており、株価の下落が大規模な強制ロスカット(反対売買)へと発展しかねないという警告の嵐が強まっている。13日のKoscomの発表によると、この日、前営業日比で10.70%下落したサムスン電子の決済日(10日)基準の信用残高は5兆4094億ウォンと集計された。15.37%急落したSKハイニックスの信用残高5兆2192億ウォンを合わせると、この2銘柄だけに積み上がった「ビットゥ(借金投資)」資金だけで10兆6286億ウォンに達する。

急増した未収金取引も懸念を膨らませる要因だ。去る10日基準の委託売買未収金は1兆4294億ウォンに上った。未収金取引は、買付日から2営業日後の決済日までに対金を納入できなければ未収金が発生し、その翌営業日に強制ロスカットの対象となる。単一銘柄のレバーレッジ型上場投資信託(ETF)に投資した個人投資家の損失は、現物よりもさらに深刻だった。SKハイニックスの連動商品では、わずか1日で投資金の3分の1近くを失う損失が発生した。「KODEX SKハイニックス単一銘柄レバレッジ」は31.46%、「TIGER SKハイニックス単一銘柄レバレッジ」は32.20%と、それぞれ急落した(毎日経済)・・>>




<<・・13日の金融投資協会によると(※ソース記事だけでなく、各メディアの記事の数値は関連協会などの発表によるもので、「証券会社以外の金融機関で借りた分」はちゃんと集計されていません)、今年、委託売買未収金に対する「実際の強制ロスカット(反対売買)比率」が最も高かった日は6月9日で、10.5%を記録した。当時、委託売買未収金は1兆5954億ウォンであり、実際の強制ロスカット金額は1698億ウォンに達した。未収金10ウォンのうち、1ウォン以上が実際に強制清算されたことになる。次に強制ロスカット比率が高かったのは、7月9日(10.2%)、6月5日(9.1%)、6月8日(8.2%)、5月20日(7.6%)の順だった。

特に、強制ロスカット比率の上位10営業日のうち6営業日が、単一銘柄レバレッジETFが上場した5月27日以降に集中している。未収金に対する強制ロスカット比率が10%を超えた事例(6月9日、7月9日)も、すべて単一銘柄レバレッジETFの上場後に発生した。単一銘柄レバレッジETFが登場したことで、「ビットゥ(借金投資)」自体の絶対量が増えたというよりは、未収金取引が実際の強制ロスカット(強制清算)に繋がる割合が高まっている傾向にある(ソウル経済)・・>>

 

<<・・個人投資家の資金が単一銘柄レバレッジETFに殺到しているものの、累積損失が膨らみ続けているためだ。個人投資家の累積純買付額が5兆2085億ウォンに達する「KODEX SKハイニックス単一銘柄レバレッジ」は、この日、前営業日より31.46%急落した1万4915ウォンで取引を終えた。去る5月27日の上場以来の最安値である。先月23日に記録した最高値(4万4385ウォン)と比べると、66.4%も下落している。値幅制限が30%である一般の株式とは異なり、単一銘柄レバレッジETFでは1日に最大60%まで損失が発生する可能性がある。「KODEX サムスン電子単一銘柄レバレッジ」も、この日22.12%急落した1万3240ウォンで取引を終え、上場来安値を更新した。

同日、「TIGER SKハイニックス単一銘柄レバレッジ」(-32.2%)や「ACE サムスン電子単一銘柄レバレッジ」(-23.61%)など、他の単一銘柄レバレッジETFも急落し、いずれも上場来安値を記録した。これほどの暴落にもかかわらず、この日、国内に上場している単一銘柄レバレッジETF 16種(インバース型含む)には12兆ウォンを超える取引代金が殺到した。10日にも取引代金は10兆1157億ウォンに上り、ETF市場全体の31.6%を占めた(韓国経済)・・>> 今日の更新はこれだけです。次の更新は明日(15日)の11時頃になります。

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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   ・様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・しい説明は、固定エントリーをお読みください。・当にありがとうございます。