対米投資で、「今月(9月)中に対米投資第一号が発表される」ということになっていますが、どうも話がうまく進んでいないようです。8月30日の毎日経済の関連記事ですが、韓国側が出した案件い米国側は「微妙」な反応を示し、しかも追加金額を要求している、とのことでして。韓国政府は(韓国の外貨事情などを考えて)年200億ドルまでに合意したとしています。記事は「ゴールポストを動かされた」としています・・・が、グーグルのAI「ジェミニ」と相談してみたところ、米国にも理由がある、とのことでして。まずはそちらを紹介し、記事も引用してみます。まずジェミニの意見ですが、「米国が簡単に追加要求してきた」ように見える主な要因は、以下の通りです。まず、【交渉初期の米国側の要求額】: 実務級および首脳級の事前交渉段階において、米国側は元々「年間250億ドル(あるいはそれ以上)の迅速な出資・投資」を強く要求していました。
交渉の末に韓国側の外貨事情(為替防衛やドル枯渇リスク)が汲み取られ、最終的に「200億ドル」に押し下げて妥結したという経緯があります。 【総額と年割(スピード)を巡る圧力】: 米国側が関心を持っているのは「約束された投資総額(約3,500億ドル規模)」をいかに早く実行させるかという点です。そのため、トランプ政権側が国内へのアピールや履行の加速を迫る政治的パフォーマンスとして、交渉初期の要求水準(250億ドル程度)を引き合いに出したり、年間の拠出ペース引き上げを言及したりするケースが発生しています。【合意の解釈と文言のグラデーション】: ファクトシート上は「200億ドル」で合意していても、実際のMOUの運用や詳細な投資スケジュールの策定において、米国側が「前倒し」や「枠外の民間投資」を含めて実質250億ドル規模の履行を迫る場面があり、これがニュースとして報じられる要因となっています・・、と。ここからは記事引用になります。
<<・・米国が韓国による対米戦略投資の第1号事業として有力視されているテキサス州のガスタービン複合火力発電所の事業費を、突如25%増額するよう要求していたことが分かった。米国側の投資条件が相次いで変更されている上、中核的な審議機関である「韓米戦略投資運営委員会」も2か月近く追加会議を開催できておらず、対米投資の実行における不確実性が高まっている。30日、政府内外が明らかにしたところによると、最近米国は韓国による対米戦略投資の第1号事業として有力なテキサス州ガスタービン複合火力発電所の総事業費について、従来の200億ドル規模から250億ドルへと約25%増額するよう要求してきたとされる。これにより、韓米間の最終調整に難航が予想される。
まず、米国側が要求した投資金額は、両国が合意した対米戦略投資の年間上限である200億ドルを超過する。米国側の要求に従う場合、事業費全額を韓国の当該年度の投資額として扱えるようにできるか等、資金構造を検証する必要があるとみられる。第1号プロジェクトから投資規模や執行方式に関する追加交渉が避けられない状況だとの分析が出ている。米国は突然の増額要求にあたり、「用水問題」という点以外には詳細な理由を韓国側に説明していない模様だ。
通商当局は最近までに同事業の商業的合理性に関する検討を締めくくったとされるが、米国側が投資条件を突然修正したことで、計算はさらに複雑化した形だ。今回の増額要求は、これまでの対米投資協議があらかじめ定められた手順通りに遅々として進まない中で浮上した点でも注目される。同日、政府関係者によると、対米投資事業を審議する運営委は今年7月2日にキックオフ会議を開催して以降、現在まで追加の会議を一度も開けていないことが把握された・・
・・いまだ具体的な投資議題が運営委の審議段階まで上がっておらず、第1号事業の確定手続きも本格化していない状態だ。政府内外によると、これまで米国側が提示してきた事業候補や条件も数回変更されたとされる。政府のある関係者は「最初に検討された複数の事業は技術的な実現可能性が低く、韓国が提示したいくつかのプロジェクトに対して米国は冷淡だったと聞いている」と述べた。米国が今後の交渉過程でもこのように投資条件を変更する、いわゆる「ゴールポスト動かし」を繰り返すのではないかという懸念が提起されている。ある通商専門家は「韓米間の対米投資交渉は、最初から韓国が米国の要求を受け入れる形で出発した側面が強かった」と指摘した(毎日経済)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。