韓国メディア「日本に半導体工場を建てるなんて、SKハイニックスは何を考えているのか」

SKハイニックスが、日本に半導体(多分、メモリー)工場を建てる、という記事がありました。ブルームバーグ発・・だったかな、と記憶しています。個人的に、SKハイニックスの崔泰源会長は経済共同体がどうとかの持論をよく披露する人で、技術安保的な側面もあるし、ちょっと複雑です(笑)。ただ、いま日本に半導体関連の投資を行うという点は、SKハイニックスだけでなく他のメーカーにとっても良い選択の一つだろう、とは思っています。そんな中、オーマイニュース(3日)が、「SKハイニックスが日本に工場を建てるなんて、『考えるだけでゾッとする(原文ママ)』」という記事を載せました。韓国側としては率直な記事だな、と思います。

個人的に、いま韓国が気にすべきことは、日本がどうとか関税がどうとか大規模半導体団地がどうとかではなく、韓国半導体といっても事実上メモリーだけなので、短期~中期的には中国の技術力向上と、次の米国政権が「中国製メモリー」の輸入をどうするのかというのがもっともっと大事ではないだろうか、と思っています。でも、そんな関連記事はほとんどありません。中期~長期的には、日米、そして台湾が開発中の次世代メモリーがどうなうのか、にかかっているでしょう。以下、<<~>>で引用してみます。翻訳は、グーグルのAI「ジェミニ」が手伝ってくれました。Google翻訳よりずっと正確なので(でも間違えたりもする)、最近、とても助かっています。




<<・・SKハイニックスの日本におけるメモリファブ(製造工場)建設は、企業はもちろん国家的なレベルにおいても、得より失が大きい「痛恨の悪手」となる懸念が極めて高いと言えます。過去における韓国半導体企業の海外進出の軌跡と、メモリ産業の本質を掘り下げてみれば、その理由は明白です。メモリ半導体産業における最優先の生存条件は「原価競争力」です。HBM(高帯域幅メモリ)の登場によって市場は多角化しましたが、依然として規格化された製品をいかに安く大量生産できるかが勝負を分けます(※大量生産が重要ではないという意味ではありませんが、大量生産の利点がそこまで絶対的にはならなくなった、という見解もあります。これからの半導体は各顧客に合わせたカスタマイズ性がものをいう、などです)。2006年にSKハイニックスが中国の無錫に、2012年にサムスン電子が西安にファブを建設したのも、核心技術流出のリスクを冒してまで、中国の安い人件費と膨大なインフラ・税制優遇を享受し、原価競争力を確保するためでした。

一方で、高コスト構造を持つ国家はメモリ生産拠点として生き残ることが困難です。サムスン電子のアメリカ・オースティン工場が、当初はメモリラインとして稼働していたものの、高い運営費の限界にぶち当たりファウンドリ(多品種少量生産)へと転換したのが代表的な事例です。現在、巨額の予算を投じてテキサス州テイラーに建設している新規ファブも、ファウンドリ専用です。アメリカ企業であるマイクロンが、自国では補助金を受け取りながら新規ファブを建設する一方で、シンガポールにも別途メモリファブを同時に建設しているのも、原価競争力を重視しているからです。




現在、HBMを筆頭としたAI半導体ブームと「供給者優位」の市場環境は、一種の錯覚を引き起こしています。異例なほどの高い利益率のおかげで、原価構造が高く運営費がかさむ日本にファブを建てても、当面はその負担が実感しにくいかもしれません。しかし、半導体産業はサイクルが明確であり、かつ残酷です。スーパーサイクル(超好況期)が終わり、激しい単価競争が再開されるダウンターン(不況期)が到来すれば、日本ファブの高コスト構造は企業の収益性を深刻に蝕む「巨大な荷物」となるでしょう・・

・・国家レベルの戦略的損失はさらに致命的です。20年前に韓国企業が中国に建てたメモリファブが、DRAMのCXMT、NANDフラッシュのYMTCなど、中国の半導体屈起(※台頭)の呼び水となり、強力な競合相手を育て上げてしまった痛恨の結果を思い出すべきです。

日本は現在、巨額の政府補助金を投入しながら「半導体王国の復活」を夢見ています。すでに世界最高水準にある日本の「素・形・材(素材・部品・装置)」の能力に韓国の先端ファブが加われば、それは即ち「日本国内における完璧な半導体エコシステムの完成」を意味します。強力なライバル国の半導体復活を自らの手で手助けすることは、大韓民国の半導体産業と国運を損なう自滅の手です。

さらに、半導体ファブは今日において最も強力な「国家安全保障資産」です。台湾が国際社会で確固たる地政学的地位を維持できているのは、グローバル半導体の心臓部であるTSMCが存在するからです。韓国もまた、強大国からの激しい圧力の中で堂々と交渉力を発揮できる唯一の背景こそ、国内に位置する「先端メモリファブ」という盾なのです。この核心的な安保資産を日本の庭先に建ててやるなどということは、どのような論理をもっても説明がつきません。

併せて、企業が背負っている「社会的負債」も忘れてはなりません。半導体産業は、膨大な電力や用水など数多くの国家インフラの集中投入を糧に成長してきました。特に数々の危機を乗り越えてきたSKハイニックスの歴史は、政府の支援と国民の税金がなければ不可能でした。海外政府の補助金や、崔泰源会長個人の信念を理由に、国家と国民の利益に反する決定を下してはなりません。現在の状況において、メモリの生産拠点は韓国に置くことが最も妥当です。1984年にサムスン電子がメモリ半導体事業を開始して以来蓄積されてきた優秀な人材プール、密な素・形・材のエコシステム、圧倒的な歩留まり管理のノウハウを備えた韓国こそ、メモリ生産において世界最高の「総合原価競争力」を持つ場所なのです。これに加え、政府が発表したばかりの光州半導体産業団地は、まだ始まってもいません。日本での生産拠点を語る前に、光州半導体団地のスケジュールとロードマップを提示するのが先決です(オーマイニュース、崔泰源会長本人に対して責める部分などは略しています)・・>>

先月、南魚沼市の「鮎まるかじり祭り」に行き、とても楽しい時間を過ごすことができました。バスツアー参加記念で少しですがコシヒカリももらえたし(満足)。イラストもジェミニが描いてくれました。

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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