中道改革連合が、事実上解体されることになりました。各党それぞれになっても中道政治は続けるとか言ってますが、個人的に、「そもそも『中道』じゃない」と思っているので、名を挙げていた各党にとって黒歴史として残るでしょう。韓国メディアがよく使う書き方として、「私は言ってない」というものがあります。今回の件も、ハンギョレ新聞(9日)が「高市の暴走を止めると言っていた(中道がそう言っていた)」、中央日報(9日)が「高市を(政権を)握ってやると言っていたのに(中道がそう言っていた)」などの書き方(※題)をしています。実は、各メディアが「望んでいた」のも、それでしょう。でもけっかがこれだから、「中道改革連合がそう言っていました)という書き方にした、と。ハンギョレ新聞などは、本文は「牽制」という言葉を使っているので、記者というよりは「社」の意向ではないかな、とも思われます。日本メディアも、中道改革連合結成当時はものすごい勢いで持ち上げていましたが(笑)。以下、両紙から<<~>>で引用してみます。
<<・・「高市早政権の牽制」を掲げて日本第1野党の口実をしてきた中道改革連合(中道連合)が、創党8ヶ月ぶりに事実上解体手順に入った。小川淳也 中道改革代表は9日当たり臨時常任幹事会の後、記者会見を開き、「中道改革所属の衆議院議員が新党を作って結集したり(公明党出身議員らが)公明党に復帰するなどの方法で、各自基盤と強みを活かして中道政治を発展させていくことにした」とし、「政策立案や選挙活動をはじめとするすべての政治活動で互いに最大限協力するだろう」と明らかにした。現在、中道改革には立憲民主党系列議員21人、公明党系列28人など現役議員49人がいる。この日の決定により、立憲民主党出身は中道連合を奪われ、新党創党に出るという方針だ。反面、公明党出身議員たちは一旦脱党した後、もともと所属していた公明党に復帰することにした。
現役議員1人だけが、当分の間、中道改革所属を維持し、党に残った資金処理などを引き受ける計画だ。ただ、立憲民主党と公明党、立憲民主党出身による新党など第三勢力は、来月予定された秋の国会で衆議院で「院内交渉グループ」を構成して第一野党地位を維持することにした。日本国会は同じ政党でなくても意志を共にする議員同士が公式院内組織である「会派」に縛られて活動できる。これら3つの勢力は、今後「中道」という名称の会派を作り、国会で力を集めるという方針だ・・・・中道連合は去る1月、高市早苗首相が衆議院を早期解散し、総選挙を行うことにすると、これに対抗しようと作られた新党だ。第1野党だった立憲民主党と、昨年まで自民党と連立していた公明党の現役衆議院議員と選挙出馬者を中心に創党したが、当時選挙で惨敗した。
合党以前の2党の議席を加えたものと比べて100席以上を失い、支持率さえ少数野党に押される危機を経験してきた。実際、去る5日日本民営放送ニュースネットワークジェイエン(JNN)世論調査で、中道改革の支持率は1.0%で、保守側の国民民主党(2.6%)だけでなく、新生少数政党であるチームミライ(1.9%)よりも低い数値を示した(ハンギョレ新聞)・・>>
<<・・去る2月日本総選挙で高市早苗政権に対抗する巨大野党を標榜した中道改革連合が創党8ヶ月ぶりに事実上解体手順に入った。総選挙で議席の70%以上を失ったのに続き、その後も支持率が底から抜け出せず、立憲民主党系と公明党は結局、各自の道を選ぶことになった。中道改革連合は9日午前、議員懇談会を開き、立憲民主党出身と公明党出身議員がそれぞれ党を去る案を承認した。立憲民主党21人は再び新党立ち上げ、公明系は公明党に復帰する予定だ。ただし、両勢力は党は別々になっても衆議院では共同員内グループを作り、第1野党グループの地位は維持する方針だ
中道改革連合は去る1月当時第1野党立憲民主党と公明党の衆議院議員らが合流して発足した。合流前の2党の議席はそれぞれ148席と24席だった。一部の議員が参加しなかったが、総選挙直前167席を確保し、当時198席だった自民党を脅かす勢力として浮上した。総選挙を鼻の前に置き、急いで結成したうえ、長い間自民党と連立政府を築いてきた公明党が野党の立憲民主党と合わせることをめぐって「選挙用結合」という指摘が絶えなかった。総選挙でも期待していた相乗効果を出せずに49席にとどまり、118席を失った。一方、自民党は198席から316席に118席を増やして圧勝した。総選挙の後にはより明確な限界が現れた。高市政権の支持率が下がっても、離脱層を吸収できなかった・・
・・中道改革連合の解体は、高市首相に友好的な環境として作用することができる。今の国会では、立憲系と公明系が共同院内グループを作るため、数字自体が大きく変わらない。だが、自民党に対抗する「単一看板」が消えたまま、少数政党が乱立する構図となった。しかも次の選挙で立憲系新党と公明党、国民民主党、日本維新の会などがそれぞれ候補を出す場合、野党支持の票と中道層の票が分散する余地も大きくなる(中央日報)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。