米国、また韓国国会議員のビザを拒否・・28年ぶりに安保会議も開かれず

いままで何度か「国会議員または国家情報院(韓国のCIAのような機関)の外交官たちが、ビザ発給の問題で米国に入国・赴任できないでいる」件を紹介しました。韓国の安保機関の長となる国家情報院長、与党代表出身の国会議員など、かなり「大物」たちです。韓国政府及び与党側は、問題ないというスタンスで、実際に報道されているよりは些細な案件だとしています。また、対応もかなり強く、朝鮮日報がこの件を報道し、国家情報院から法的対応されたりしました。そんな中、なんと現職の国会国防委員長である陳声準氏(与党議員)が、また米国のビザ発給を拒否されました。中央日報(29日)などが大きく取り上げています。また、SBS(29日)などによると、毎年開催されてきた米韓の安保協議(SCM、Security Consultative Meeting)が今年は開催されないことになりました。

この会議が開かれなかったのは28年ぶりで、いままで会議が開かれなかったのは2回だけです。全斗煥氏がクーデターを起こした1979年12月の直後、1980年。そして、イラク戦争があった1998年です。米国からすると「それ相応」といったところでしょうか。ちなみに、記事にも書かれていますが、この陳議員、かなりの「左」議員です。1989年、陸軍に入隊して軍内部に私的組織を結成し、親北的な主張を流布し、当時の国軍保安司令部に逮捕されました。さらに1991年には、公益建造物放火および集会・デモに関する法律違反で捕まりました。それからも「そっち路線」でやってきた人です。というか、韓国の国会議員って、こういう活動で政治家になった(なれた)人がすごく多いですから・・どちらかというと、いままでよく米国に入国できたんだな、そんな気もします。以下、<<~>>で引用してみます。




<<・・現職の国会国防委員長である「共に民主党」の陳声準 議員が28日、米国ビザの発給を拒否された。同議員はこの日、自身のフェイスブックで「米国のビザ発給拒否に対し、強い遺憾の意を表明する」と述べ、ビザ発給が拒否された事実を明らかにした。陳議員は、国会国防委員会レベルの軍事外交を目的として、来月1日から5日にかけて米インド太平洋軍司令部を訪問する予定だった。そのために公務遂行目的の「A-2ビザ」を申請していたが、同日午前、米国側からビザ発給を拒否するとの通知を受けた。同議員は、キム・ビョンジュ議員(共に民主党)、イム・ジョンドゥク議員(国民の力)・・・・らと共に訪米団を構成し、サミュエル・パパロ米インド太平洋軍司令官らと面談する予定だったが、ビザ発給拒否により、この日程をこなすことが困難となった。

陳議員はこの日、中央日報との電話取材に対し、「どう考えても、同盟国に対する扱いとは思えない」と反発した。同議員は1989年の大学卒業後、軍服務中に「義兵会」を組織し、反米・親北的な主張を広めた疑い(国家保安法違反)で、1991年に懲役3年、資格停止3年の判決が確定した。その後、1995年の光復節特赦により恩赦・復権しており、これまでにも数回、米国を訪問したことがあるという。チン議員はフェイスブックに、「第19代国会の国防委員として活動していた2014年3月にも米インド太平洋軍司令部を訪問した経緯があり、今回の措置はなおさら納得しがたい」とし、「米国側に前向きな措置を求める」と記した(中央日報)・・>>




<<・・韓米の国防部長官(※防衛相)は、今年予定されていた韓米安保協議会(SCM)を来年初頭に延期することを決定しました。これは極めて異例の事態であり、戦時作戦統制権(戦作権)の移管時期をめぐる意見の隔たりが埋まらなかったためではないかとの分析が出ています。こうした中、国会国防委員長を務める「共に民主党」の陳声準議員に対し、米国がビザの発給を拒否するという出来事もありました。ASEAN拡大国防相会議に出席するためフィリピンを訪問中の韓米両国国防部長官は、昨日(28日)、約40分間にわたり会談を行いました。カン・シンチョル長官がヘグセス国防長官と対面したのは、今回が初めてです。

韓国国防部は、両氏が戦作権の移管を適切な時期に円滑に進められるよう緊密に協力していくことで一致したと発表しました。また、今年12月にワシントンで韓米国防部長官会談を行い、来年初頭に韓米安保協議会(SCM)を開催することにしたとしています。毎年恒例の国防相級協議体であるSCMが年をまたいで開催されるのは、1998年以来、28年ぶりのことです。戦作権の移管をめぐる韓米間の意見の相違により年内のSCM開催が困難となったため、事前に別途の国防相会談を設け、最終的な調整を図る形をとったものと分析されています。韓国政府は今年中のSCMを通じて、戦作権移管の具体的な時期(いわゆる「X年」)を確定させたい考えでしたが、SCMの開催時期は当初予定されていた10月または11月から、度々延期されてきました(SBS)・・>>

 




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