韓国メディア「なぜSQUADに参加しないのか」・・2年連続で呼ばれず

SQUAD(日本、アメリカ、オーストラリア、フィリピンによる非公式な安全保障の枠組み)に、今回も韓国は呼ばれなかったそうで、「なんでSQUADに韓国の場が無いのか」という記事がありました。第1列島線内に韓国があるのに、これでいいのかという趣旨です。ちなみに第一列島線は、九州、沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ島を繋げるラインのことで、中国に対する対米国防ラインとされます。韓国では第一島鏈線(島のチェーン)と言います。朝鮮日報、30日の記事ですが、尹錫悦大統領の頃は韓国もSQUADに参加するという話があった、とのことでして。ですが、すでに文在寅政権から「クアッド」参加の話があった・・というか「あったと報じられた」のに、尹錫悦政権になってからも実現しませんでした。確か、オーカスに対してもそうで、「クアッド参加の話が無いのは、オーカス参加が事実上決まっているからだ」という主張までありましたが、結局は何もありませんでした。今の李在明政権の路線ももちろん問題でしょうけど、じゃ、右側の政権になるとすぐ参加できるのか?というと、そうでもないのでは・・としか思えません。以下、<<~>>で引用してみます。

<<・・ASEAN拡大国防相会議(ADMM-Plus)を機に、米国、日本、オーストラリア、フィリピンの国防相が、「第1列島線」(日本の九州・沖縄から台湾、フィリピンを結ぶライン)の防衛に関する4カ国会談を開催した。しかし、米国の同盟国でありながら第1列島線の内側に位置する韓国は、これに参加しなかった。ADMM-Plus会議に出席するため現地に滞在していた姜信哲 国防部長官は、この会談には加わらなかった。国防部は、その理由について「韓国側への参加要請はなかった」と説明した。姜信哲 国防部長官は28日、ヘグセス国防長官と別途、二国間会談を行った。韓国国防部はこれに関する報道資料を通じ、本来であれば今年ワシントンD.C.で開催される予定だった米韓安保協議会議(SCM)を来年初頭に開催し、12月には米韓で別途、国防相会談を行うと発表した。




しかし、米国防省はこの会談について、他の同盟国との二国間会談とは異なり、公式な発表文を一切出さなかった。ヘグセス長官が自身のフェイスブックなどのソーシャルメディアに、二人で写った写真を投稿し、「米韓同盟は『力による平和』に基づいている。米国は、自国の防衛に真剣に取り組む同盟国と共に歩む」と記したのが全てであった。「第1列島線内に位置する韓国、2年連続でスクワッド(SQUAD)に招待されず」(※見出し)。2024年11月、ラオスのビエンチャンで開催されたASEAN拡大国防相会議(ADMM-Plus)の際には、米国、日本、オーストラリア、フィリピンに韓国を加えた5カ国による国防相会談が行われていた。昨年の初めには、対中牽制を目的とした米国・日本・オーストラリア・フィリピンによる安全保障協力枠組み「スクワッド(Squad)」に、韓国が加わることになるのではないかという見方も出ていた。

しかし、李在明政権が発足した昨年からは、再び韓国を除いた4カ国による協議のみが行われている。韓国政府はこれについて、「米国・日本・オーストラリア・フィリピンは別の枠組みであり、韓国には参加要請がなかったと認識している」と説明した。だが、結局のところ、対中牽制に対する温度差が反映された可能性があるとの指摘も出ている・・・・米国防総省は28日、ピート・ヘグセス長官と日本、オーストラリア、インド、フィリピン、シンガポールの各国防担当閣僚らとの間で行われた二国間会談の結果について、相次いで発表文を公表した。韓国の姜(カン)長官との会談と同様に、ソーシャルメディアを通じて会談の事実を伝えただけで、別途の発表文を出さなかったのは、ベトナムのファン・ヴァン・ザン国防相とマレーシアのモハメド・ハーリド国防相の2名程度であった。




米国防総省が公表した他の同盟国・友好国との二国間会談の結果を見ると、ヘグセス長官は一貫して中国への牽制を強調していた。ヘグセス長官と日本の小泉進次郎防衛相は会談を通じ、「抑止力を強化し、『第1列島線』において効果的な『拒否的防衛(denial defense)』を実現するためには、防衛投資の拡大と継続的な戦略的連携が重要である」という認識で一致した。日米両国は、日本全域における空港・港湾施設へのアクセスや軍事的な展開を拡大し、実戦的な訓練・演習を強化することで、抑止力を高める方策について協議した。中核となる弾薬や武器類の生産に関する調整も継続していくこととした・・

・・韓国が招待されなかった理由については、様々な解釈がなされている。米国などが「スクワッド(Squad)」への参加意向を間接的に打診したものの、韓国側が消極的だと判断された可能性があると指摘する専門家もいる。世宗研究所のシン・ボムチョル首席研究委員は、「米国側から韓国に参加を求めたものの、韓国側がそれに応じなかった可能性が高い」とし、「中国牽制に関する最低限の連帯さえ行わなければ、米国の朝鮮半島防衛公約が弱まる恐れがある」と述べた(朝鮮日報)・・>> 次の更新は11月1日(日曜日)の11時頃になります。

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
本エントリーにコメントをされる方、またはコメントを読まれる方は、こちらのコメントページをご利用ください。

   ・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。