ロシア・韓国の関係改善の動きに、米議員「韓国の自由のために犠牲になった方々に背くことだ」

なんか、外交というか、「外から見た」というか、そんなニュースが続いています。長い間、李在明政権は「支持する理由」項目でもっとも高い評価を得てきましたが、その間、「積もった」ものが一気に噴出してきたのでしょうか。国内のそういう世論は、明らかに各メディアが「米国とも中国ともうまくやっている」という論調を広げたからですが、最近になって大統領の支持率が下がったこともあって、一気に外交・国際関係関連のニュースが増えました。日本でもオールドメディアという言葉がありますが、こちらはアンシエントとでも言いましょうか。さらに、そういうのがまだまだ「効く」から問題ですし・・

というか、そもそもメディアの問題でもないですけど(メディアがそういう社会を作ったと言うより、メディアがそういう社会に迎合している)。この前、26日、英メディアが韓国・ロシア関係を指摘したと本ブログでもお伝えしましたが、似たような内容がフィナンシャル・タイムズでも記事になりました。マネートゥデイ(28日)が取り上げているので、こちらを紹介します。また、朝鮮日報(29日)によると、米共和党議員が、韓国とロシアの関係について、「韓国の自由のために犠牲になった方々に背くことだ」と話しました。原文は「侮辱的(insulting)なこと」となっています(!)。さて、「実用外交」、またの名をシェシェ外交、ピンチが続いています。以下、<<~>>で引用してみます。




<<・・李在明政権が、北朝鮮軍捕虜の送還問題をめぐり、ロシアと交戦中のウクライナと対立する中、米共和党のジョー・ウィルソン下院議員は27日、韓国がロシアとの関係改善を図る動きについて、「このような火遊びのような関係(flirtation)は、韓国の自由のために犠牲となった人々にとって危険であり、侮辱的(insulting)なことだ」と述べた。李在明政権は、米韓同盟を基軸としつつ、中国やロシアとも関係を管理するという、いわゆる「実用外交」を標榜しているが、NATO(北大西洋条約機構)をはじめとする自由・民主主義陣営の国々は、李大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との間の対立を注視している。

ウィルソン氏は共和党で14選を果たした議員であり、保守的な支持基盤が強い「ディープ・サウス(南部深部)」のサウスカロライナ州を選挙区としている。また、議会内の知韓派議員による超党派グループ「コリア・コーカス」の共同議長を務めるなど、韓国に対する理解が深く、韓国に愛着を持つ政治家でもある。2024年には、当時の韓国貿易協会会長である具滋烈 氏から、趙日善(※ジョー・ウィルソンの発音に合わせてジョ・イル・ソンという韓国名)という韓国名を贈られた。同氏は同日、自身のX(旧Twitter)で「韓国の李在明大統領がモスクワに一歩近づいた」という内容の記事を共有し、「戦争を起こしたプーチンは、北朝鮮の独裁者と協力して、朝鮮半島およびその周辺地域の安定を脅かしかねない北朝鮮の能力を強化することで、韓国の安全保障上の利益を根底から覆そうとしている」と指摘した。




その上で、韓露関係の改善は「大韓民国の自由のために犠牲となった人々にとって、危険かつ侮辱的なことだ」と批判した。ウィルソン氏が共有した記事には、韓国とウクライナの間の対立や、ロシアとの関係改善に向けた様々な動きが網羅されており、「北朝鮮とロシアの新たな結びつきについてはすでに広く報じられているが、プーチン氏と親密な関係を築こうとしている韓国(朝鮮半島)の指導者は、金正恩氏だけではないようだ」と記されている。そして、これを李大統領の「ロシア寄り(Russia lean)」の姿勢と表現した(朝鮮日報)・・>>

<<・・韓国が国益を名目にロシアとの関係改善を模索する動きを見せていることに対し、欧州の同盟国で懸念が高まっていると、英フィナンシャル・タイムズ(FT)が27日(現地時間)報じた。FTによると、欧州の外交官らはこれまで韓国を、民主主義や経済・安全保障上の利害を共有する国と見なしてきたが、最近の動きを受けてその認識が変化しつつあるという。ある外交官は「韓国は実のところ、我々と考えを同じくしていない」とし、「彼らはウクライナ戦争が終わるやいなや、ロシアと再び協力関係を築きたがっている」と指摘した。FTは、韓国がロシア寄りの姿勢を見せている一例として、今月、韓国の海運会社「ファンスター・グループ(Panstar Group)」のコンテナ船が北極航路を運航したことに注目した。

この航路を利用すれば、スエズ運河を経由する従来のルートに比べて輸送期間を約10日短縮できるが、そのためにはロシア側の広範な協力が不可欠となる。​​燃料輸出を巡る問題も、欧州の懸念を強める要因として挙げられた。これに先立ち、英紙ガーディアンは、7月から8月にかけて韓国からロシアへ17万6000トン以上の燃料が輸送され、その一部が英国および欧州連合(EU)の制裁対象となっている船舶に積載されていたと報じている。欧州では以前から、韓国の輸出管理が緩いとの批判が絶えない。軍需品の生産に転用可能なCNC(コンピュータ数値制御)工作機械をロシアへ密輸した事件では、2025年2月、韓国企業の役員2名に有罪判決が下されたものの、執行猶予1年という比較的軽い処分にとどまった。

韓国がウクライナとの間で外交的な摩擦が生じたことも、欧州諸国の警戒心を高めた要因の一つに挙げられた。ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領が先月23日の国連総会での演説において、北朝鮮軍の捕虜2名を韓国に引き渡した事実を公表したことを受け、韓国側は「秘密保持の合意に違反した」と抗議し、ウクライナ駐在の公館から外交官の一部を撤収させた(マネートゥデイ)・・>>

 




ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。

・以下、コメント・拙著のご紹介・お知らせなどです
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