特使団、訪朝成果を発表

以下、発表内容をまとめます。

・「今月18~20日、平壌で首脳会談」、及び「その前に南北連絡事務所を設置」

※初稿のときに19日となっていましたが間違いでした。18日からです※

「南北首脳会談では、板門店宣言の履行成果を点検し、今後の推進方向を確認、朝鮮半島の恒久的な平和定着と共同繁栄のための問題、特に朝鮮半島の非核化のための実践的方策を協議することにした」とのことです

・「終戦宣言は『関連国家間の信頼のための第一歩』」

金正恩氏が「韓米同盟の弱体化や米軍撤収などは終戦宣言とは関係ない」と話した、とのこと。年内にやると板門店宣言で決めた、という点も強調しています

・「金正恩氏が非核化意志を改めて強調した」

以下、ソース記事URLです

https://news.v.daum.net/v/20180906104703363

https://news.v.daum.net/v/20180906110330285

https://news.v.daum.net/v/20180906104716382

https://news.v.daum.net/v/20180906105250634

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

まず、終戦宣言ですが・・「関連国家同士の信頼構築のための第一歩」とチョン・ウィヨン氏(特使団のリーダー格の人)と話したことが気になります。

アメリカは、終戦宣言するともしないとも言っていません。ただ、「終戦宣言は何かの補償(北朝鮮が非核化など何かの措置を取って、それから終戦宣言に応じる)であるべきだ」と、いわゆる「交渉カード」として使っています。

北朝鮮側は、「まず終戦宣言をして(終戦宣言を優先的に行い)信頼を示せ」と要求していました。

今回の発表内容は、明らかに北朝鮮の意見を支持したことになります。

 

また、いつも出てくる「非核化の意志」ですが、北朝鮮の朝鮮中央通信は今日、「非核化の意志を重ね確約しながら、朝鮮半島の非核化実現のために、北と南がより積極的に努力していこうと仰った」と報道したとのことでして。

相変わらず「北朝鮮の非核化」ではなく「朝鮮半島の非核化」であり、その主語は「南北が」となっています。

「罪韓論」などにも書きましたが、朝鮮半島の非核化は「朝鮮半島の戦争要因となる全てを除去する」意味であり、米軍撤収なども含めています。

先の「終戦宣言で米軍撤収は必要ない」と合わせて考えていると、「まず終戦宣言がほしい。でも米軍には非核化のためにはいずれ出ていってもらう」という結論が見えてきます。何も目新しいことは無い、と言えましょう。

 

 

 

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