妄想への事大?

「朝鮮半島統一後に日本に起こること」でも扱っていますが、韓国で「上古史」関連の主張を見つけるのは難しいことではありません。

今日もまた、名のある大学の法学部教授出身という人が、「韓民族は世界で初めて文化を持った民族」「中国も日本も韓民族から文物を授かった」という長い寄稿文を載せました。

もはや内容は紹介する気すら起きませんが、その最後の部分に、面白い文章がありました。

「半島史観は事大史觀であり、植民史觀である。この操作、歪曲された史観は捨てるべきだ。中国と日本は古代から我が国の政治、経済、文化、社会のすべての領域において、私たちの制度と文物、技術を伝授を受けた国であることを正しく知ってから言わなければならない」

http://www.skyedaily.com/news/news_view.html?ID=77345

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

作家は、「古代韓民族の活動領域は大陸だった」とする歴史観を大陸史観、「朝鮮半島だった」とするのを半島史観だとしています。

植民史観というのは、「日帝が韓民族の民族愛を潰すために流した嘘」ということになっています。これはいつものことだし、その後の「全ては韓国が与えたもの」という主張もいつものことです。

ただ、なんで半島史観が「事大」になるのでしょうか?

無駄に長いこの寄稿文を読んでみると、その理由は、「日本だけでなく中国も、親日派と親中派(新羅の王など)が、韓民族の歴史は朝鮮半島に限られるものだとインチキの歴史を作ったのに、それを信じてしまうのは事大主義だ」というのです。

 

しかし、前にも紹介したことがありますが、「半島にある国は大したことなく、大陸のほうがすごいと考えるから、上古史という妄想を信じたがる」という分析から見ると、この教授の言う大陸史観とやらこそが、事大になります。

「妄想への事大」とでも言いましょうか。自分の基準で最高の自分を妄想し、それを事大の対象する・・・そしてそれ以外を「事大だ!」と主張する。

多分、事大の中でも最悪の事大でありましょう。

 

 

 

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