韓国が心配していること

韓国で、「東京30年、日本政治を貫く・・安倍の言う美しい日本とは存在するのか」という本が出版されました。何が30年かというと、東京で28年間暮らした韓国人政治学者(いまは日本の某大学の教授)が書いた本だそうです。

韓国のニュース通信会社ニュース1がこの本を紹介していますが、最初にこんな趣旨を書いています。「韓国人が書いた日本関連の本を読む際に、私たちは『反日感情のせいで歪曲された日本の姿を読んでいるのではないか』が気になる。しかし、この本は日本で30年も暮らした政治学者が書いた本だから、信用してもいい」。

本を読んだわけではないので本の内容そのものについてでは何も言えませんが、記事の最後にこの政治学者さんが「言いたかったこと」が書いてあったので、そちらをメインで紹介します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・著者は文を終えながら、日本の右傾化の背景を彼なりに診断する。格下だと思っていた韓国が上がってきて、中国は凄い成長を遂げている中、アジア盟主を自任してきた日本は、栄華を失っている。傷ついたプライドを癒やすための補償心理が日本右傾化の底辺に敷かれているというのが、著者の考えである。

それとともに「無条件的な反日感情がまだ韓国社会を支配しているということは、憂慮される部分」とし「日本を牽制して誹謗しても先入観や感情によってではなく、実際に確認と冷静な分析を介してのものでなければならないと考えている。これが本を書いた理由だ」と書いた>。

https://news.v.daum.net/v/20181011090002457

 

・・・あれ?と思いました。なぜなら、日本に行ったこともない韓国人でも、同じことを書いているからです。

記事は最初に、「韓国人が書いた日本関連の本は、反日感情によって歪曲されたものではないだろうかと、気になる」、「だから、東京で28年暮らした政治学者の書いた本ならいいではないだろうか」という趣旨を書いています。

でも、どちらも同じことしか言っていません。

 

ひょっとして、記事はこう言いたかったのではないでしょうか。

「ほら、私たちの意見は間違っていない。日本で28年暮らした知識人でも同じことを言っているぞ」。

 

ここで、1つ、ある事実が浮かび上がります。韓国が気にしていること、心配していること。それは、実は「韓国の日本観が間違っていたらどうしよう」ではありません。韓国が耐えられないほど心配で心配で本当に心配で仕方がないこと、それは、「韓国の日本観が間違っていると言う人が現れたらどうしよう」です。

 

 

2017年12月1日の「韓流の裏の視点」エントリーが、2018年10月7日、「グーグルアドセンスのポリシー違反(アダルトなコンテンツ)」として指摘を受けました。本文の内容からしてそういうつもりはまったくありませんでしたが、どのみち、問題を起こしたことを反省いたします。また、もし読者の方々の中に同じこと(内容がアダルトすぎ)を感じて不愉快になった方々がおられたら、お詫び申し上げます。いまは少しだけ修正し、再審査をお願いしてあります

 

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