昨日も取り上げましたが、日本のタンカー船がホルムズ海峡を通過しました。相応の意味があるのは言うまでもありませんが、だからといってこれがこの問題の本質、根本的な解決策なのかというと、そうではありません。しかし、相変わらずというかなんというか、韓国では「日本は出来たのに、韓国の船はいつ通過できるのか」ということが話題になっています。「私たちの船はいつ通過できるのか」はとても大事なことですが、その前に「日本は出来たのに」が付くことで一気に話題性が上がる現象こそ、まさにメインテーマだと言ってもいいでしょう。
そんな中、JTBC(29日)、MBN(29日)、文化日報(29日)などの報道によると、「日本は出来たのに、韓国はどうなっていますか」と大統領府(スポークスマン)に直接質問があったようです。そこで、大統領府は「日本とイランは長い外交関係がある」などと話しましたが、多くのメディアはスポークスマンの発言を「容易ではないということだ」と解釈しています。繰り返しになりますが、内容そのものより、こういう流れが出来ること自体が、なんとも。以下、<<~>>で引用してみます。
<<・・日本の船がホルムズ海峡を通過したというニュースが伝わってくると、私たちの船はいつ頃から抜け出すことができるかに関心が集まります。短期間での解決は容易ではないように見える中、韓国政府は多方面で解決策を模索しています・・・・日本の船舶とは異なり、私たちの船舶26隻はまだホルムズ海峡にとどまっています。このような状況を解決するため、大統領府は忙しく動いています。【大統領府首席スポークスマン 「韓国とイラン政府間の協議を含め、状況打開のために現在努力中で、案を積極的に模索中です」】・・・・大統領府の上級関係者は、「日本はイランと交流した歴史が私たちより長く、その特殊性が影響を及ぼしたのだ」とし「(※韓国の)状況は、容易ではない」と話しました。
日本とは交渉状況が異なるという意味だと解釈されます。11日、外交部長官の特使(韓国はなにかあれば特使を派遣したりしますが、今回もイランに特使を派遣しています。以下のソース記事でも出てきますが、特使を派遣したのは韓国だけで、これといって進展は無かったとのことです)がイランを訪問して高位級接触をしたものの、まだ協議に進展があったという知らせはありません(MBN)・・>>
<<・・大統領府が、ホルムズ海峡を通る韓国船舶問題と関連して、イランとの協議を含む対応に乗り出していると明らかにしました・・・・大統領府首席スポークスマンは、今日(29日)ブリーフィングで、韓国船舶の通航状況に進展があるかどうかを尋ねる質問に対して「(韓国政府は)イラン政府との協議を含め、状況を打開するための案を積極的に模索している」と話しました。
これは、日本のタンカー船が最近イラン当局の許可を得てホルムズ海峡を通過したというニュースが伝えられた中で、韓国の船に対しても同様の措置が可能かどうかについての質問に対する回答でした。首席スポークスマンは「船舶の安全問題、船舶会社の立場など様々なことを考慮しなければならない問題」と説明しました。続いて「関連国も1つ以上の場合が多く、多角的にコミュニケーションをとって協力している」と付け加えました(JTBC)・・>>
<<・・相次いでホルムズ海峡を抜け出した日本船舶とは異なり、韓国船舶26隻が相変らず海峡内にとどまり、海峡通過を待っている状況だ。かつて米国・イラン間の停戦交渉が実現するという期待感に、一部の船舶は海峡出入口に該当するアラブ首長国連邦(UAE)付近の海域に移動したが、イランと米国が海峡を二重封鎖すると再び安全な海域に移動していることが分かった。政府は韓国船舶の安全を管理するとともに、海峡内の長期間の待機で発生する運航費用の負担も支援することにした。
外交部はイランに特使を派遣した。11日にイランに派遣された外交部長官特使は、22日。アバス・アラグチ イラン外交長官に会って韓国船舶26隻の自由な通航及び船員安全問題を協議するなど、イランのハイレベルと接触を続けたものの、可視的成果は導出できなかった。政府レベルでの特使派遣は韓国が唯一なのに、まだ韓国船舶がすべてホルムズ海峡に足が縛られた状態である点は、残念だという評価だ(文化日報)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
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