「愛国か、利敵かだ」という韓国式二分法

ツイッター経由でいらした方々、コメント欄や「いいね(曇るね)」ボタンが無いなど、スマホやタブレットなどモバイル機器での表示に何か不具合があった場合、ここをクリックしてください

 

本ブログで韓国社会の問題を論ずるにおいて、実に使えるサンプルを投稿してくれる、韓国大統領府民政首席、チョ・グック氏。チョ・グック民政首席関連でもう一つ更新します。今度は、見事な二分法を見せてくれました(チョ首席が書いたのは18日ですが、マスコミ記事で紹介されているのを今日読んだので、今日の更新となりました)。

韓国人が日本の意見に同調するのは「利敵だ」ということですが・・間接的とはいえ、大統領府高位幹部が日本を「敵」設定した、と見ることもできます。

ちなみに、チョ・グック(曺国)は韓国語読みで「祖国」と同じ発音です。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

聯合ニュースの記事ですが・・チョ・グック民政首席のSNS投稿内容をいろいろ紹介したあと、こうなっています。

<・・特にこの(※投稿内容の)中で、日本の措置の不当性を強調した文章と共に、国内の政治界やマスコミを狙ったとの批判も多く、目を引く。

「経済戦争」状況で国論を分裂させてはならず、「彼我(※自分と彼、いわゆるウリとナムのこと)」の区別を確実にしなければならないと促す文が多数目立つ。

チョ首席は18日には、「重要なのは、『進歩か保守か』や『左か右か』ではなく、『愛国か利敵か』である」と書いた。

この日は、「問題は、(日本の)論理に一部または全てに同調し、いまの事態の責任を韓国最高裁とムン・ジェイン政府に転嫁しようとする韓国人がいるということだ」と指摘した・・>

https://news.v.daum.net/v/20190721105232123?d=y

 

愛国の反対が「利敵」になっているのがまた、いい味を出しています。よくないけど。間接的とはいえ、日本を「敵」設定して書いた韓国の大統領府関係者って、珍しいではないでしょうか。

さて・・これは、李承晩氏の「一民主義」にそっくりだな、と思いました。やはり、左も右も、こういうところは変わりませんね。

一民主義というのは、「1つ」に異論を出すと、1つになれない。だから異論を許してはならないとする主張です。李承晩氏の党(大韓民国最初の与党だった『大韓民国党』)の党是でした。当時の李承晩氏の独裁者っぷりから、事実上、彼が追い出されるまでは、韓国の国是のようなものでした。

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

※書籍のリンクはAMAZONページとなります(アフィではありません)※

新刊「今、韓国で起こっていること 「反日批判」の裏側に迫る」が8月2日発売です!アマゾンなどで予約受付中です。

最近、韓国側から「反日」を批判する声が上がってきます。それは、反日を批判しているから「親日」なのか?それとも反日の一部にすぎないのか?なんでこのタイミングで反日批判が増えたのか。それはただ「用日」として切り捨てればそれでいいのか。もう少し裏側に迫ってみます。

・「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか~韓国人による日韓比較論~」が2019年2月10日から発売中!韓国には無かった、平等という価値観。それこそが、日本人とお金の間の共存関係に妙な品位を作り出していること、皆さんはお気づきでしょうか。

・「人を楽にしてくれる国・日本~韓国人による日韓比較論~ (扶桑社新書) 」が2019年3月2日から発売中です!姪の病気の話を聞いたときの、私の「中」の動揺と、そのときに、私が思ったこと。その中で気づいたこと、私が書きたかった「楽」という言葉の真の意味などを考察し、大幅な追記を加えました。他の本に比べて、日本に来て私が感じた「神様」関連の話が多くなっています。

・他にも韓国の反日思想に対する考察をまとめたシリーズがございます。それぞれ、重点を置いた部分が違います。今までのシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog