北朝鮮メディア、ICBM発射(2017年11月)を強調・・何かを「決心」か

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16日、金正恩氏が白馬に乗って白頭山に現れました。これについて、一部のメディアが「金正恩が何か重大な決心をしたのではないか」という分析を載せました。

アジア経済は、このように書いています。

<・・金正恩北朝鮮国務委員長が白馬に乗って白頭山になった写真が全世界的な話題になっている。政治的に重要な決断をするたびに白馬を活用したので、米朝関係になにか大きな変化が近いと解釈されている。彼の祖父から3代にわたって白馬を政治的イメージとして利用してきた・・>

https://news.v.daum.net/v/20191017134209794

そして、この件で鼓舞された北朝鮮の各メディアが「自主」「自力」などを強調し、一部ではICBM発射を迂回的に言及しています。

聯合ニュース「北朝鮮メディア自主自力を連日強調・・重大決心が近いのか」という記事から、部分引用してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・新聞(※労働新聞)は「子孫万代長らく伝えるべき不滅の業績」という記事で、「一心団結」の成果として「民族の歴史に奇跡の勝利が刻まれた2017年11月のあの日」を言及した。

2017年11月は北朝鮮が火星-15型大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した時期で、これを迂回的に言及したものと見られる・・

 

・・民族自尊の自力更生を連日強調している。これは、スウェーデンの米朝実務交渉の決裂で制裁問題の解決が難しくなった状況で、金委員長の「重大決心」が近いのと無関係ではないという分析も出ている。

実際、新聞は、金委員長の白頭山登頂報道が出てから2日後の18日、「絶世の英雄我らが将軍」という論評で、彼の白頭山頭頂について「再び世界が驚き我々の革命が大きく前進するであろう壮大な作戦が繰り広げられるだろう」と言及した。

また、「敵対勢力が、誰かを傷つけるために必死になって張っておいた制裁の鎖で、彼らの首を巻いてやろうではないか。私たちの自力富強の宝物庫から核分裂反応よりも速く賑やかに万、億の実が降り注ぐその日が、まさに私たちの10月の後になる」と強硬な対応の可能性を示唆した・・>

https://news.v.daum.net/v/20191020111036114

 

ある意味、「制裁はかなり効いている」という見方もできなくはないでしょう。

制裁関連以外だと、北朝鮮としては、現状のまま時間稼ぎだけしてもよさそうなものですから。それでも決心がどうとかと言っているところを見ると、制裁がかなり効いているという反証にもなるのでしょう。

ICBMの強調、「10月の後」など、気になるキーワードが続きます。本当に何かを決心したのか、それともただの演出だったのか。

もし何かを決心したなら、労働新聞の論調からして、穏やかなものではなさそうです。

 

 

 

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