韓国紙、憲法裁判所の決定に関して「慰安婦合意に法的効力は無い。日本も正当性を失った」

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慰安婦合意関連の、憲法裁判所の判決。基本的に書きたいことは1つ前のエントリーに全部書きましたが・・

ネットでは概ね賛否両論で、どちらかというと「違憲だと言い切るべきだった」とする意見が多いようですし、慰安婦たちも結構怒っています。にもかかわらず、韓国各紙は「これで慰安婦合意はダメダメだと改めてわかった」としながら、かなり喜んでいるようです。

京郷新聞は、「これで、日本政府の主張は正当性を失った」とまで主張しています。以下、記事から部分引用します。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・憲法裁判所は、「何よりも、(※慰安婦)合意の内容上、韓日両国の具体的な権利・義務の創設が不明である」とした。

憲裁は、合意に安倍晋三総理が被害者に対する謝罪と反省の気持ちを示す内容が含まれていたが、それは被害者の権利救済を目的としているのかどうか不明であることを指摘した。憲法裁判所は、「合意に被害者が被った被害の原因や国際法違反に関する国の責任が摘示されていない」、「日本軍関与の強制性・違法性も明示されていない」とした。日本政府が合意以後も1965年の韓日請求権協定で慰安婦被害者問題が解決されて法的責任がないという立場を維持した点も、この合意が法的効力がない宣言行為に過ぎないという判断の根拠となった・・

 

・・被害者と家族の個人の日本政府を相手にした損害賠償請求権は依然として残っている。憲法裁判所はこの日の決定で「合意に具体的な請求権の放棄と裁判手続きや法的措置の免除保証などが全く規定されていなかったという点で、日本軍慰安婦被害者の賠償請求権の放棄や処分を扱ったと見る理由がない」とした。韓日慰安婦合意に慰安婦被害者問題が解決されたとし被害者訴訟にも応じないでいる日本政府の主張は、正当性がなくなったわけである・・>

https://news.v.daum.net/v/20191227213616760

「謝罪しても反省の意を示しても、意味が無い」という典型例が1つできた、とも言えます。結局、韓国が望んでいるのは、いわゆる強制徴用もいわゆる慰安婦問題も、同じです。「徴用ではない強制労働(forced labor)だ、慰安婦ではない性奴隷だ」ということを、日本が認めることです。

 

 

 

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