頭を垂れることで実っていると自慢したい稲穂かな

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韓国側は、他国や他民族を見下してはいけないとする趣旨を伝えるために、「もう私たちも十分『上』になったから」を根拠にします。主に、東南アジア関連で「他国を見下すな」という論拠に、こういう主張をよく目にします。

例のハリス大使のことで、また似たような記事がありました。以下、中央日報から部分引用します。

<・・米大使が大統領に会ってうるさく指図したのは、盧泰愚(ノ・テウ)政権が最後のだったというのが定説だ。その後、韓国が中進国を越えて、先進国の境界まで跳躍し、米大使は、主に外交部次官を相手にするレベルまで影響力が減った。だから「朝鮮総督」云々するのは、自ら私たちの顔に泥を塗ることでしかない。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

さらに厄介なのは、ハリス大使の口ひげと母が日本人であるという点を問題視し「親日フレーム」を重ねてかぶせて攻撃する幼稚な行動だ・・

・・多民族国家出身の大使を、人種や出身成分で、それも母系国籍で評価することはありえない。米国で誰よりも慰安婦問題を熱心に提起した張本人が、日系のマイクホンダ元下院議員だったことを忘れてはならない。>

https://news.v.daum.net/v/20200121003637479

 

他国の大使だろうが何だろうが、人格攻撃を仕掛けること自体が、いけないことなのです。人種や出身成分で人を評価してはいけないのは、「その系」で誰かが政策的に役に立ったかどうかで判断する問題でもありません。

マイク・ホンダのことは完全に論外だとしても、「ハリス大使を責める問題ではない」という話をしながら、なんでこんな展開になるのでしょうか。これでは、まるで、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ではなく、「頭を垂れることで実っていると自慢したい稲穂かな」です。本当に実っているならそうする必要もないでしょうに。

 

韓国は、条約や合意に関しても、後になって「昔は必要だから条約結んだけど、もう必要ないから条約も無効な。理由は、私たちももう強くなったから」とする態度を示していますが・・そういうスタンスとも似ている気がします。「規則に従わないことで自分の強さを示す」を気にする韓国社会の対外版、のようなものでもあります。

ちなみに、日本に対してはその「頭を垂れることで実っていると自慢したい」すらもしない韓国です。それって、精神的に「それ・す・ら・も・」できないほど、追い込まれているということではないでしょうか。

 

 

 

 

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