韓国外交部長官「いつでもGSOMIAを終了(破棄)できる」

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しばらく聞かなかった韓国側の必殺技(?)「いつでもGSOMIA破棄(韓国では『終了』とします)可能」を、カン・ギョンファ外交部長官がまた口にしました。ただ、なぜか内信(韓国内メディア)を対象にした記者会見で話した、となっています。どうせなら日本の記者たちもいるところで話せばよかったのでは。

中央日報は記事の題で「去年は日本も了解したと言ったじゃないか」と、迂回的に疑問を提起しています。以下、中央日報から、カン長官の発言をまとめてみます。

・「現状は、明らかに、私たちが望んでいる、去年 7月1日以前への復帰(※輸出管理厳格化の解除)ではない」

・「昨年11月末、私たちが日本側と了解した終了猶予の措置は、暫定的な措置」

・「私たちは、いつでも終了の効果を再稼働でき、基本的に私たちの国益に基づいて行使するだろう」

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

・「私たちは、日本側と了解事項を発表したときの基本的な目的である輸出規制撤回を明らかに再確認し、輸出当局は輸出当局で、外交当局は外交当局として継続的な協議をする」

・「現金化(※日本企業の韓国内資産売却)時点が、最終的には、カギになるだろうけど、政府としては、司法の手続きの一部に介入するとか、時点を予断することができない状況だ」

・「現金化になるなら、それ以前の交渉戦略とその後の交渉戦略が変わらなければならないと思う」

https://news.v.daum.net/v/20200206163220544

 

国益もなにも、11月になると、GSOMIAはまた1年延長となります。やるならその前にやるべきでしょう。なぜやらないのでしょうか。

そして、現金化のことで「政府は介入できない」としたのは、1月14日に文在寅大統領が「あまり時間が無いから日本は急いで解決策を容易すべきだ」と話したことと、そのまま繋がる発言となります。すなわち、「現金化を容認した」というメッセージだと見て間違いないでしょう。「現金化以前の交渉戦略と現金化の後の交渉戦略は違う」と言ったのも、すでにその後を既成事実化しているという意味です。

※ちょっとだけ追記致します。1つ前のエントリーで紹介した局長級一部完ですが、やはり、何の進展もなく終わったそうです。

https://news.v.daum.net/v/20200206192954610

 

 

※告知が遅くなって申し訳ありません。7日(金曜日)は、夜まで更新できません※

 

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