2002年の記事・・「韓国が4大経済大国になる『ポスト・W杯(ベスト4)』時代に備えよう」

ブログ表示に何か不具合があった場合、リロード、またはここをクリックしてください

 

最近、「ポストコロナ」という言葉をよく目にします。基本的には、時代が変わり、韓国が世界の中心になれる、世界が韓国を見上げる、そんな内容です。中には、BC(ビフォア・コロナ)から時代が一気に変わる、とかそんな話もあるそうです。

別に(どうでも)いいけど・・そう長くない人生の中で、何度も聞いた気がしまして・・深く考えずに、ちょっと調べてみました。2002年ワールドカップで韓国がベスト4になった後の記事です。

2002年7月16日聯合ニュース、「政府、ポスト・ワールドカップ総合対策確定」です。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・政府は同日午後、大統領府で金大中大統領主宰で官民合同「ポストワールドカップ総合対策報告会」を開き、ワールドカップ開催の成功を国運の隆盛に発展させるための「ポストのワールドカップ総合対策」を確定した。

政府は▲ワールドカップ経済的効果を大きく▲徹底事後管理と記念事業▲文化国家イメージ定着▲地方のグローバル化と先進市民意識志向▲国家イメージの向上など5大分野80の細部課題を積極的に促進し、「ワールドカップ4強神話」を 「経済4強」につなげるなど国政全般で「アップグレードコリア」を達成することにした。

まず、政府は「ヒディンク・リーダーシップ」を国や企業経営に取り入れ、ワールドカップ国民応援を介して確認された「興の文化」を国家発展の新しいエネルギーとして活用することにした・・>

https://news.v.daum.net/v/20020716030204400

 

なんか、いろいろ書いてあります。経済特区をいろいろ指定して韓国語だけでなく英語を公用語として使うようにする、大学など教育関連、日本との投資協定、企業税制改正、国民の余暇文化、様々な分野でのグローバル・スタンダード、などなど・・

そこに書いてある内容の中で、2020年時点で「あ、それならできてる」と思ったのは、週5日勤務制度だけです。英語公用語経済特区は・・ほとんどは聞いたことないし、聞いたことがあるのは不動産投資失敗したという記事でした。大学はそれから(盧武鉉氏が増やし過ぎで)いろいろ大変なことになったし、興の文化って、そういう呼び方を聞いたこともありません。修学旅行の高校生たちを載せた船の沈没事故、大統領を追い出したデモなどがありました。

この記事以外にも、「行こう、世界4大経済大国へ」とする見出しが目立ちます。その根拠は、ワールドカップベスト4進出でした。でも、それからヘル朝鮮という言葉が流行り、日本で就職したいという人が急激に増え、半地下生活を皮肉った映画がヒットしたりしました。

BCが何なのかはともかく、2002年の場合、ADは「あ、ダメだった」と書いていいでしょう。さて、2020年はどうなるのでしょうか。

 

 

 

 

 著書関連のお知らせ ♨

本ブログの拙書のリンク(基本アマゾンリンクになります)は、アフィではありません。目次など紹介のつもりで載せていますので、よかったらお読みください。

新刊<「高文脈文化」日本の行間 韓国人による日韓比較論>が2020年5月31日発売です!今回は、『日本語』本です。ふと感じた、この国の一員になるために自分自身に必要なもの。足りないもの。その「もの」に関する私の試行錯誤の記録でもあります。

・新刊「なぜ韓国人は借りたお金を返さないのか(新書版)」が発売中(2020年3月1日)です!借りたお金を返さない心理が、今の日韓関係とそっくりである点を考察してみました。

・他のシンシアリーの拙著については、書籍紹介ページをご覧ください。

・シンシアリーはツイッターをやっています。他のSNSはいまのところやっていません。ほとんどが更新報告ですが、たまに旅行先の写真をツイートする時もあります。よかったらチェックしてみてください。https://twitter.com/sincereleeblog