韓国紙『安倍以上の極右、東京都知事に再選』

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それぞれ別ソースになりますが、6月時点で韓国は東京都知事選挙を『極右 対 良心的知識人』ということにしていました。ソースはファイナンシャルニュースで(外部リンクにご注意ください)、極右とは小池百合子氏、良心的知識人とは宇都宮健児氏のことです。あと、山本太郎氏を「風雲児」と書いていました。他の記事でも、似たような論調でした。

今日、予想通り小池氏の再選でしたが・・韓国側では「一応期待していたけど、やはりこんなものか」な反応です。例えば、東亜日報が『異変が起きなかったのは、新型コロナが話題をかっぱらったせいだ』としながら、どこか負け惜しみのような論調の記事を載せたりもしました。

そんな中、聯合ニュースが「小池は安倍以上の極右だ」とするかなり長い記事を載せたので、部分引用してみます。

 

(ここから「続きを読む」の後になります)

<・・(※見出し)日本の右派陣営の代表政治家・・韓国とは「悪縁」。

小池知事は、日本の主流政治家の中で、右翼性向が強い人士という評価を受けている。このため、もし、安倍総理が去って、その場を小池知事が承継すると仮定した場合、韓日関係はさらに悪化する可能性も少なくない。日本の自治行政領域では改革派だが、歴史や外交問題では、安倍総理以上に極右性向を見せる小池知事の歩みを見れば、そのような予想にも無理がないと分かる。

 

彼女は2007年に国下院の日本軍慰安婦決議案が通過した時、これに反対する運動を行い、自民党が野党時代の2011年、日本国内の嫌韓団体である「在特会」の講演に参加し慰安婦強制動員を否定し、韓国が独島を不法占拠していると主張したことは、有名な事実である。

2014年には日本軍の慰安婦強制動員を日本政府次元で認めた1993年の「河野談話」を、撤回しなければならないと駄々をこねた。

東京都知事になってから1923年関東大震災当時に虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼するために、毎年開催されるイベントに前任知事たちが1970年代以降慣例で贈っていた追悼文を、2018年から送らないと宣言し、激しい非難を受けたが、今まで、その立場を変えていない。

 

2003年3月には、日本の右派雑誌である「ボイス」に 「軍事、外交的な判断に基づいて核武装の選択は、十分に可能性がある」と主張して議論を起こした。戦争放棄と戦力を保有していないと宣言して、平和憲法の条項と呼ばれる日本の憲法第9条の正面に衝突する発言だったからだ。

小池知事の常勝疾走を見つめる韓国内の見方が、決して心地よいものではないのは、このような背景からだ。>

https://news.v.daum.net/v/20200705203350806

 

・・小池さんが極右かどうかに関係なく、彼女は選挙で選ばれました。でも、また2~3日後には、韓国には『嫌韓は極右政治家だけで、日本人は韓国が大好きー』という論調の記事が載るでしょう。ある記事では『小池都知事は、前任知事が約束した韓国人学校を無かったことにし、それで当選できた』とし、ある記事では『韓国を嫌うのは極右政治家だけで、一般の日本人は韓国が大好き』とする、それが韓国側の主張ですから。自民党が何度勝っても、「日本人は韓国好き」主張は(さすがに一時よりは弱くなったものの)まだまだ日本関連記事の論拠にされてきました。韓国の設定的に、「そうなのかどうか」はどうでもよく、「そうでなければならない」からです。

 

 

 

 

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