もともとはこれが夕方の更新になる予定でしたが、少し送れてUPします。
『殴る姑より止める小姑の方が憎い』という韓国の諺をご存知でしょうか。あくまで韓国の「妻の立場から、昔ながらのイメージで」であります。夫の母は、いつも自分を苦しめる存在です。何もかも厳しく当たる存在でした。小姑、例えば夫の妹は、そんな姑と自分の喧嘩を止めてくれる存在でした。でも、この諺だと『実は小姑のほうが憎い』と言います。何故でしょうか? それは、小姑が、姑の前でだけ、『喧嘩を止める』いい子のふりをするからです。そう、実は、姑が見てないところでは、小姑のほうが「妻」さんに嫌がらせをしていたのです。だから、こういう諺ができました。『殴る姑より止める小姑の方が憎い』。なんで急に予定になかったエントリーを書いたのかと言いますと・・よく出てくる韓国の『日本に手を差し伸べる』というのが、この諺の小姑と重なって見えたからです。
安倍総理の辞任の際に、韓国大統領府は「安倍総理の突然の辞任発表を残念と思う」「(※韓国)政府は、新たに選出される日本の総理・内閣とも韓日間の友好協力関係の増進のために継続して協力していく」と談話を出しました。中央日報は、こう報じています。
<・・青瓦台(※大統領府)参謀たちは、安倍総理辞任に関する立場表明は、外交部だけが発表する予定だったという。梗塞された韓日関係などを考慮したものと解釈される。既に外交部を通じて「突然の辞任発表を残念と思うし、安倍総理の迅速な快癒を祈る。政府は、新たに選出される日本の首相と新内閣にも韓日間の友好協力関係の増進のために継続して協力していく」という発表文まで作った後だった。
ところが、文大統領はこのような参謀陣の意見を拒否したという。ある青瓦台の関係者は3日、「文大統領は、むしろ韓日関係の速やかな回復のために、大統領府が直接安倍総理の辞意表明の立場を出す必要があると考えたようだ」と伝えた。結局、大統領府は同日、カン・ミンソク スポークスマン名義の書面ブリーフィングで、「長く韓日両国関係の発展のために多くの役割をしてきた安倍総理の突然の辞任発表を残念と思う」と述べた。また「政府は、新たに選出される日本の総理・新内閣とも韓日間の友好協力関係の増進のために継続して協力していく」とした。ただし、200文字原稿用紙1枚足らずの短い立場文で、文章には主語がなかった・・(ソース記事:中央日報、外部リンクです)>
まるで、『文大統領は両国関係を考えてこそ、大統領府に立場文を出すようにしたのだ』というニュアンスです。そして、次の展開は、案の定、これです。『それでも、安倍総理は返事をしなかった』。安倍総理は電話通話、およびツイッターで、各国首脳と挨拶を交わしました。ただ、その相手に、習近平氏と文在寅氏は含まれていませんでした。その件がすごく悔しかったのでしょう。記事の題からして、「文、参謀の反対にも『安倍辞任の立場を出せ』・・安倍は返事もせず」です。
この記事を読んで、「そもそも、本当かどうか知らないけど、これ、見方によってはいつもの『コジュウト・アタック』にすぎないだろう」と思いました。殴る姑より、止める小姑の方が憎い。諺があるぐらいですから、韓国側は、『こんなときだけ親しいふりをする』がどれだけ憎まれるのか知っています。そして、「知っているからこそ」、韓国の対日政策の基本になります。ツートラックとか、手を差し伸べるとか、禍々しい『未来志向』とか、全て似たような意味です。ちなみに、電話ならともかく、ツイッターで挨拶されたのは、同じくツイッターで挨拶してくれた人への『レス』の形だったのでは?な気がしますが、未確認です。
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