文在寅大統領、「日韓の問題は安倍元総理のせい、中韓の問題は朴槿恵元大統領のせい」

文在寅(ムンジェイン)大統領が、証拠のタブレットを発見するなど朴槿恵大統領の弾劾で大活躍した「JTBC」の元(ちょうど弾劾のとき)アンカー ソンソッキ氏とインタビューし、いろいろ話しました。以下、ニュース1から、気になる部分を引用したいと思いますが・・その前に簡単にまとめますと、日韓関係については、「日本の右傾化(安倍政権)のせいで、韓国は何もしていない」。中韓関係(THAAD問題)については、「THAADを配置した方(朴槿恵政権)の過程に問題があった」です。<<~>>が引用部分となります。

 

(日韓関係についての部分)<<・・文在寅大統領は26日、「韓日関係で、韓国政府は全く変わっていない」とし「変わったのは日本のほうだ」と強調した。文大統領はこの日午後、JTBCで放映されたソン・ソクヒ前アンカーとの特別対談(対談・文在寅の5年)第2話で、韓日関係と関連して「金大中・小渕宣言(※日韓共同宣言)」を基本にして発展させなければならない。韓国は、どの政権でも、理念と陣営に関係なく、そのスタンスを守ってきた」と述べた。文大統領は「日本がどんどん右傾化し、日本の態度が変わった。日本は、口では「金大中 大渕宣言」を継承すると言っているが、実際には継承していない。次の政権では変わるのだろうか、それもあまり楽観的ではない」と話した。

2019年から韓国政府が推進した素材・部品・装備自立宣言に対しては、肯定的な報道も多く出たというソン前アンカー発言には「私たちが日本に依存する素材、部品、装備が多く、中核的な日本依存度が大きいものに対して、私たちの自立を強化し、依存度が大幅に減った。その部分は私たちが意味のある成功を収めたと自負する」と話した。ただ、「完全な自立が望ましいわけではない。日本と私たちの間の国際的な分業関係がなければならないが、それを破ったのは日本だ」とし「その点をはっきりと指摘しなければならない」と強調した。

また文大統領は、安倍晋三元日本首相に対しては「礼儀正しい日本人」としながらも「その方のリーダーシップについては評価したくない」とした。「トランプ大統領は安倍元首相を高く評価した」という言及には、「安倍政権で韓日関係がさらに悪くなった。日本の右傾化がさらに激しくなったことは明らかだ」と繰り返し強調した・・>>

 

(韓中関係についての部分)<<・・「中国は国境を隣り合わせていて、最大の貿易国」とし「中国と調和的に良い関係を維持しなければならない。それ以外に選択肢があるのか?」とし、親中政権という批判に反論した。「米中葛藤の中、外交的ジレンマを感じたようだ」という趣旨の発言には、「私たちが米国の方なのか、中国の方なのか、その中で一つを選べ、などを求められてはならないと思う」とし「そんなことをジレンマと考える必要がない」と言い切った。そして「ジレマだと思うのは被○意識」とし「強大国の間のエビみたいな存在だとだけ考えず、もう韓国はイルカくらいにはなれた」と付け加えた。

THAAD配備による中国との葛藤関係については、THAADを配備する過程が問題だったと指摘した。「サTHAAD配置だけでなく、過程が賢明だったのかという問題は明らかだ。たとえ必要に応じて防御用に配置したとしても、その部分について中国に十分に説明すれば、中国も強く反発しなかっただろう」とし「そんなことをせず、突然THAADサード配置が発表された。そんな過程が問題だ」と話した・・>>

 

尹当選人がTHAAD追加配置の可能性を話している件についても、「選挙用にすぎず、大統領としてなら、そうもいかないだろう」と話しました。いままで日本関連で『尹当選人も大変だな』と何度も思いましたが・・今日は、ネタという側面で同じことを思いました。ネタ供給で前任者を超えることが出来るのでしょうか。

 

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