冒険王ビットゥが帰ってきました。なんか、ビットゥ(借金投資)の25%が溶けた、という話があります。特にその影響は20代と60代に集中していて、どちらも大変なことになっている、とも。どこをどう捉えて25%なのかはデータによって変わるでしょうし、25%には「恐れをなして退場した(損切りとか?)」も入っています。しかし、ほとんどは反対売買(追証による強制ロスカット)。これは証券会社などの信用取引データによるもので、それ以外で借りた人たちのビットゥは含まれていません。普通の銀行から借りたならまだわかりますが、たとえば貯蓄銀行(銀行と書いてあるけどノンバンク)など「第二金融圏」、さらに貸金業者など「第三金融圏」から借りた人たちはどうなってんの、という話です。KBS、12日の記事です。反対売買の話はもう本ブログでも韓国メディアでも定番となっており、李在明大統領の支持率が下がっている一因でもあると言われています。確かに政策失敗(不動産資金を金融資産に移動させるため、単一銘柄レバレッジETFなど明らかにハイリスクすぎる商品を許可した)もたしかにあります。
しかし、結局は、投資家自分自身の問題であり、もう一つ取り上げるなら、必要以上に盛り上げたメディア側の責任ではないのか、と思っています。こういう投資関連の話だといつも書いていますが、私は投資肯定派で、実際に日本国内メインでインデックスファンドを購入しています。しかし、無理のある借金での投資(ビットゥ)、ハイリスク好きの風潮(韓国の現状は一部の問題とは言えない)、そんなものにはまったく同意していません。また、インデックスファンド買って笑ったり泣いたりするだけなので、投資アドバイスなどもできるわけないし、そういうブログでもありません。実際に投資をされう方々は、かならず最新の情報を確認してください。
・・・と。珍しく用語説明をしますと、マイナス通帳とは、事前に設定された限度額内であれば、口座残高がマイナスになっても自由にお金を引き出したり振り込んだりできる口座のことです。日本の「カードローン」や「当座貸越枠」に相当します。韓国では、本当にびっくりするほど「あって当たり前の存在」になっています。「キムチプレミアム」とは、韓国での投資熱が強すぎで、暗号資産(ビットコイン等)の韓国国内価格が海外取引所よりも高くなる現象のことです。「逆」は、韓国国内の暗号資産価格が海外よりも安くなる現象です。本エントリーの内容的に、韓国の投資家が暗号資産を売って株式市場などへ資金を移動させた(暗号資産を買う人が減った)ことを意味します。それでは、以下、<<~>>が引用部分です。「質問」に専門家が「答弁」する形になっています。
<<・・[質問]:株価急落以降、借金をして投資された方の心配が大きかったですが、実際に請求書が届き始めたそうですね? [回答]:その通りです。反対売買という強制清算の形で、ビットゥ(借金投資)の逆襲はすでに始まりました。金融投資協会の集計によると、7月の1か月間に韓国の株式市場で約1兆ウォン規模の反対売買が発生しました。株価が急落して担保価値が下がったため、証券会社が投資家の同意なしに株式を強制処分したのです。その結果、信用取引融資残高は6月24日の過去最大である38兆6,000億ウォンから、7月31日には28兆9,000億ウォンへと、1か月余りで10兆ウォン近く「蒸発」しました。借金投資資金の4分の1が、強制的に、あるいは恐怖に駆られて市場を去ったことになります。問題は、この請求書がすべての人に平等に届いたわけではないという点です。20代と60代に、まず集中的に届いています。
・・その背景を示す興味深い手がかりがコイン(暗号資産)市場にあります。まさに「逆キムチプレミアム」です。ビットコインが韓国で海外よりも安く買われる現象ですが、もともと韓国は暗号資産熱が非常に熱く、国内価格の方が高い「キムチプレミアム」が常識でした。それが逆転したのです・・・・韓国投資家の資金が暗号資産市場を去り、活況だった株式市場へ大移動したというサインです。実際、7月の韓国大手5大暗号資産取引所の取引量は、約6年ぶりの最低水準まで減少しました。もちろん、暗号資産を売った資金自体は借金ではありません。問題はその次です。
移動してきた資金が「コスピ(KOSPI)9000突破」という異例の上昇場に遭遇すると、自分の資金だけでは満足できず、そこに借金を重ね始めたのです。資本市場研究院が8月11日に発表したレポートによると、6月末の信用取引融資残高は36兆7,000億ウォンと10年前の5.5倍に達し、同期間のアメリカの2倍という速い増加ペースを見せています。このようにレバレッジが史上最大まで膨らんだまさにそのタイミングで、急落場が襲ったのです・・
・・信用融資は、株価が30%下落すると実際の損失率は67%に達し、45%下落すると元本全額を失う構造になっています。特に株式担保ローンを利用しているリタイア世代であれば、余剰資金の確認と返済計画をあらかじめ立てておくことが必須です。今の市場で必要なのは「利益」ではなく「生き残り」です。分割売買と現金比率の確保で変動性を耐え抜くことこそが、ご自身の資産と老後を守る道です(KBS)・・>>
ここからはいつもの告知ですが、新刊のご紹介です。いつも、ありがとうございます。今回は、<韓国リベラルの暴走>という、李在明政権関連の本です。新政権での日韓関係について、私が思っていること、彼がいつもつけている国旗バッジの意味、韓国にとっての左派という存在、などなどを、自分自身に率直に書きました。リンクなどは以下のお知らせにございます。
・皆様のおかげで、こうして拙著のご紹介ができること、本当に誇りに思います。ありがとうございます。まず、最新刊(2025年8月30日)<韓国リベラルの暴走>です。韓国新政権のこと、日韓関係のこと、韓国において左派という存在について、などなどに関する本です。・準新刊は<THE NEW KOREA>(2025年3月2日)です。1920年代、朝鮮半島で行われた大規模な社会・経済改革の記録です。原書は1926年のものです。・既刊、<自民党と韓国>なども発売中です。岸田政権と尹政権から、関係改善という言葉が「すべての前提」になっています。本当にそうなのか、それでいいのか。そういう考察の本です。・詳しい説明は、固定エントリーをお読みください。・本当にありがとうございます。