相次ぐ「日本が ワンスン(完勝)した」報道、野党と1500個以上の団体が連帯、など・・尹政権、国内の混乱は不可避か

今回の解決案で、多くのメディアが、日本のワンスン (完勝)という言葉を使っていましたが、昨日はJTBCが「完勝、そして固めに入った(完勝を確実なものにするための段階きに入った)」と報じています。今回の案が、本質には届いていないと思っている人は、私以外にも大勢いるはずですが・・いつもながら、完勝とか固めとか、何が言いたいのかよくわかりません。異世界転生ストーリーな雰囲気を感じます。それとも、なにかの注文でしょうか。全部のせ(完勝)でかため(麺)、とか。

1500個以上の市民団体が連帯することにした・・というニュースもありますが、特に一部のメディアがあつくなっているのは、西村経産相の発言です。解決案を発表すれば、岸田政権は例の輸出関連措置も解除するという趣旨の予測がいろいろ出ていました。しかし、実際には「そのための話し合いを始める」という発表だけでした。これだけでも尹政権としては成果なら成果ですが、多くのメディアが「コ レ ジャ ナ イ」としています。特に、ロイターなどによると、西村康稔経済産業相は7日、『日本側が先に動いたことは一つも無い』なニュアンスで話しました。

 

輸出関連措置の協議再開に関して西村経産相は、「韓国側の審査体制など、管理の実効性について確認し、その姿勢を見極めていく」、「WTO解決手続きを中断するという意思が示されたため、政策対話を再開する環境が整ったと判断した」、「(※現◯化とは)全く次元の異なる案件」と話しました。特に、政策対話をどんな形にするのか、いつから始めるのかはまだ決まっていない、とも。この件、「本当に、いままで全然話し合ってなかったのか?」なことはもっとも驚きです。進展が無いにせよ、相応の対話は続けていたのではないか、と思っていました。

 

しかも、よく読んでみると、日本側が先に動いたことは何もない、というニュアンスになっています。再開したのも、WTO手続きを中断したから始めることにしたもので、今回の解決案発表とは無関係で、時期も形も未定だけど、要は『日本がどうするのか』ではなく、『韓国側が(該当物資の管理を)どうしているのか』にかかっている、と。JTBCなど複数のメディアが、さっそく記事にしています。個人的な感覚ですが、ハンギョレはともかくして、大手の中ではJTBC、MBC、京郷新聞などが特に尹政権に批判的な記事を載せている・・気がします。以下、<<~>>が引用部分となります。

 

<<・・政府は、未来志向的な関係のための決断だと言いました。ところが、その決断は私たちだけがしたように見えます。日本では「完勝した」という評価が出ており、すでに、輸出関連においても、高姿勢です。両国は昨日(※6日)、輸出関連措置を緩める協議することにしました。そのために、尹政権はWTO手続きも中止しました。ところが、日本は新しい条件を掲げました。【西村康稔・経済産業相「政策対話については、相手側の審査体制など管理の実効性について確実にし、今後の姿勢を見てみます」】・・

・・我が国が、輸入した物資を第三国など他の所に送る心配はないか、それを見てみるということです・・・・解決案が発表されてから、日本では、急ぐことはないという気流が感じられています。一部のマスコミは、今回の解法について自民党議員の言葉を引用し「完勝した」と書きました。我が政府が国内での反発を予想しながらも迅速な解決にこだわっている間、日本側は何も失うものなく、喜びを顔に出さないようにしているだけです(JTBC)・・>>

 

さて、どこまで盛り上がる(?)のでしょうか。週末あたりから集会が始まる・・という話もありますが。 で、おかげさまで絶賛完勝中の新刊ですが、その一部が、「プレジデントオンライン」に掲載されました。こちらが1回目、こちらが2回目です。それぞれ、3月3日、3月7日に掲載されました。次の本は、タイミングにもよりますが、いよいよ『あの報告』ができるのではないか・・な気もしますが、まだ固めに入る段階ではありませんので、もう少し後に、また。 告知の追記・・最近告知が多いですが、さらに告知に追記まですることになりました。実に申し訳ございませんが、今日はこれで更新終了と致します。次の更新は、明日(9日)の11時頃となります。

 

 

おかげさまで、新刊発売です!今回は、マンションを買わないと『貴族』になれないと信じられている、不思議な社会の話です。詳しくは、新刊・準新刊紹介エントリーを御覧ください。経済専門書ではありませんが、ブログに思いのままに書けなかったその不思議な「心理」も含めて、自分なりに率直に書き上げました。以下の「お知らせ」から、ぜひ御覧ください。ありがとうございます

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