韓国各メディア、「外交青書に『談話継承』が書かれていません」と指摘・・普通、そんな内容は書かないのでは

久しぶりにシカクン(▢)とマルチャン(◯)がまた登場します。それぞれ「タ」と「イ」になります。いつも読みづらくて申し訳ございません。 さて、外交青書のことですが、今年も同じパターンでした。▢ケシマなどで、いつもと同じことがありました。ただ、一つ、東亜日報など大手も含めて、妙な指摘(?)があったので紹介したいと思います。この前、岸田総理が表明した談話(歴代内閣の認識)を継承するという内容が、なんで外交青書に書いてないのか、というのです。

最初はハンギョレなど左側、またはネットメディアなどが書いているものだと思っていましたが、今朝(昨日の夜遅く)、右側とされる東亜日報でも同じ記事が載りました。個人的に、外交青書はそんなことを書くためのものではない・・というか、普通、書かないだろうとと思いますが。ちなみに、今回の外交青書に、ユン政権の例の解決法のことで「2018年最高裁判決により厳重な状態にあった両国関係を健全な関係に戻すためのものと評価し、交流が拡大していくことを期待する」とはちゃんと書いてあります。これで十分すぎるのでは。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・11日公開された日本の2023年版外交青書(韓国でいう「外交白書」)に、先月岸田文雄首相が言及した談話の認識継承表明に関する部分がなかった。政府は当時の岸田首相の言及について、1998年「金大中・小渕共同宣言」に盛り込まれたハンセ◯ と シャザ◯を継承するものだと解釈した。だが、日本がこれを自国文書に入れず、ハンセ◯消極的な姿が再び明らかになったという指摘が出ている。林芳正外務相はこの日、閣議で「2023外交庁書」を報告した。毎年4月、最近の国際情勢と自国外交活動を記録した外交庁書を発表する。2022年の外交活動が基準だが、先月6日、ユン政権の解決法発表や岸田首相のウクライナ訪問など、今年行われた重要な外交活動も一部掲載された。

日本は今回の青書で、林外相が「2018年最高裁判決により非常に厳重な状態にあった両国関係を健全な関係に戻すためのものと評価し、交流が拡大していくことを期待する」と 言及した部分を載せた。しかし、ハンセ◯に対する部分は欠けていた。当時、林外相は「日本は1998年、金大中-小渕宣言を含め、歴代内閣の立場を全体的に受け継いでいると確認する」と明らかにした。 岸田首相も「内閣の立場を全体的に受け継いできており、これからも続くだろう」としたが、これを含めなかったのだ・・

 

・・今回の外交庁書で韓国について「国際社会の多様な課題対応において協力していかなければならない重要な隣国」と規定した。昨年の青書では「重要な隣国」とだけ言及したことに比べ、重要性をさらに強調した。特に北朝鮮対応などを念頭に置いて「安全保障側面を含め、日韓、日米韓の戦略的連携を強化していくことの重要性が高い」と書いた(東亜日報)・・>>

引用部分にはありませんが、「日本専門家」の意見として、「外交青書の草案は外務省の初任者たちが作成するので、高次元的な配慮が足りなかったようだ」という内容もあります。いや、外交青書を初任者たちがやるというのもそうですが、もしそうだったとしても必要なら後で載せるでしょうに。大統領室側は、▢ケシマの件もあるので公式発表はできなかったようですが、「関係者」など匿名情報として、一部メディアに「『協力していかなければならない重要な隣国』など、前向きな内容が相当数含まれ、それ自体で評価する部分が明らかに存在する」とも話しています。

 

 

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