与党代表「日米韓首脳会談で、私たちはルールを作る側になれた」

先月、新刊「韓国人として生まれ、日本人として生きる」を一部が週刊SPA!に掲載されたことがあります。そこに、「規則を受け入れる側(ルールテイカー)」と「規則を作る側(ルールメーカー)」に関する内容もありました。未読の方は、よろしければお読みください。リンク先はページ3です。ちょうど原稿を書いていた頃、「心理的G8」という言葉が話題でした。ただ、関連した記事をいろいろ読んでみましたが、「で、G7(G8)になったら、何をするのか、何がしたいのか」については、これといって何も書かれていませんでした。

地位がどうとか、さらに国力が上がるとか、いつもの「格」がどうとか、そんな話ばかり。多少現実的なものでも、具体的な話はせず「投資されやすくなる」とか、そんな内容だけ。そんな中、個人的に「あ、結局これか」と思ったのが、「G8になれば、私たちも、『規則を守る側』から、『規則を作る側』になれる」、という見解です。基本的に、ルールメーカーは強く、ルールテイカーは弱い。弱いから守るしかないんだ、そんな考え方があるわけです。毎日経済というメディアの記事ですが、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・大統領は今回の首脳会議でG7が韓国を含むG8に拡大するきっかけを設ける必要がある。G8になると、世界政治・経済秩序を構築する政策決定に参加できる。 他人が作った規則と秩序にしたがう立場から抜け出すことになるのだ。規則を定める国に、上がるのだ。特に、これまでG7財務長官会議は、グローバル経済危機のたびに解決策を模索する議論の場となった。正式加盟国になると、経済危機対応能力を高めることができる。国家信頼度が高まり、外国投資誘致も容易になるだろう・・・・もちろん、正式加入は容易ではない。 全会一致の同意を得なければならないが、まず日本が賛成するかどうか疑問だ。日本との関係が改善されているのは幸いだ。尹大統領は米国・日本・英国首脳と会う予定というが、これらの国の同意を得るチャンスとして活用しなければならない(毎日経済)・・>>

 

今回の日米韓首脳会談でも、まったく同じ主張が出てきました。日米韓首脳会談により、ルールテイカーから、ルールメーカーになった、というのです。キムギヒョン与党(「国民の力」)代表の公式発言です。ここからはノーカットニュース(CBS)の記事から引用してみます。 <<・・国民の力が21日、アメリカのキャンプデビッドで開かれた日米韓国首脳会議の結果について、「我が国が、国際社会でルールにしたがうルールテイカーではなく、自主的なルールメーカーとして立ち上がる最初の一歩を踏み出した」と評価した・・

・・国民の力キムギヒョン代表はこの日の午前、国会で開かれた最高委員会で「韓米同盟70周年であり、韓日国交正常化60年を2年余り控えた今年の日米韓安全保障・経済協力は、アップグレード水準を超えた」・・・・「世界GDPの3分の1を占める経済大国の3つの国が高い水準の協力をすることにし、それを文書に盛り込んで制度化することにしたというのは、とても大きな意味だ」とし、「(ユン大統領が)先親を亡くして間もなく、国益のための外交日程を予定通りに遂行し、大きな成果を導き出した首脳会談だ」と強調した(ノーカットニュース)・・>>

 

今回も同じく、「で、なにを・す・る・の・か」については、これといって話が出ていません。一つ前のエントリー内容ですが、韓国政府は安保面においての3国協力について、「いかなる新しい義務も設定されていない」を強調しています。合わせてみると、「ルールメーカーにはなったけど、新しい義務は無い」と言っているわけでして。それに、ルールテイカーを「自主的ではない」と思ってしまうのは、なぜでしょうか。いままで自主的だったことがないからでしょうか。私は、ルールをちゃんと守ることもまた、立派な自主だと思いますが。こういうところ、何かあれば「自主」「主体」などを前面に出す北側と似ている気もします。

 

 

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