専門家「習近平の訪韓には、少なくとも『3不の堅持』『台湾問題で中国の核心利益尊重』表明が必要だ」

9月24日、10月2日にもエントリーしましたが、韓国では習近平主席の訪韓が「今年中か、来年か」ということになっています。「訪韓しない」可能性は想定していない雰囲気です。アジア競技大会のために訪中したハンドクス総理との面談で、習近平主席が訪韓関連の話をしたのがきっかけです。一部の専門家たちは、「面談のメインは『米国側に偏らない外交』を迂回的に話したものなのに、政府は外交実績とするために、習近平主席の訪韓を前提にしている」という指摘もありますが、政府だけでなく各マスコミも、ついに訪韓か、という記事を載せました。

右側も、大まかに賛成する雰囲気で、『日米韓協力が強化されたので、中国はもう訪韓するしかない』という話も出てくるし、『韓国が中国との関係を管理することで、中国・ロシア・北朝鮮の連携を防止することができる。これは日米韓協力のためである』という主張も定説のように出ています。しかし、外国語大学国際学教授ファンジェホ氏は、ユン政権が相応の『プレゼント』を用意しない限り、習近平主席の訪韓は難しいとしています(ファイナンシャルニュース)。そのプレゼントとは、たとえば、「3不の堅持」と「台湾問題などで、『中国の核心利益(中国側がよく使う表現です)』を尊重するという約束、などである、と。以下、<<~>>で引用してみます。

 

<<・・習近平国家主席とハンドクス総理が、第19回杭州アジア競技大会で出会ってから、韓中関係が解氷されたようなニュースが続いている。韓国政府の人たちも、「中国は韓中関係発展に明らかな意志を見せている」とし、韓国外交が日米だけでなく対中でも大きな成果を出すという自信を見せている。しかし現実的に見ると、希望的思考であり、まだ楽観はできない・・・・「(※習近平主席の訪韓は)今年になるかは自信がないが、来年は期待してもいい」というジョテヨン国家安保室長の発言は、慎重さはあるものの、依然楽観的な感じだ。

中国側は、韓国のように「どちらが先に相手国を訪問するのか」にこだわる立場ではないが、習近平主席が韓国に来るならば、いくつかの条件が必要だ。まず、歓迎する雰囲気でなければならない。少なくともそんな雰囲気を作らなければならない。そして、訪韓プレゼントを準備しなければならない。少なくともTHAAD3不(THAAD追加配置無し、米国のミサイル防衛システム参加無し、韓米日軍事同盟無し)の堅持と、台湾、南シナ海など中国の核心利益を尊重するという約束がなければならない・・

 

・・国内では、韓米同盟と日米韓安保協力を強化したため、中国が仕方なく寄ってきたという見方がある。合っている部分もあるが、韓国の対中優位はまだまだ脆弱だ。経済以外にも、北朝鮮は依然として韓国安保に大きな弱点だ・・(※中国の北朝鮮への影響力について書いたあと)・・ウクライナ事態、イスラエル事態などで不安定さが大きくなり、朝鮮半島で中国の役割は再ぶ浮上するだろう・・・・日米韓協協力だけではなく、韓国だけの対中戦略が必要だ。先制的に中国との関係を正常化しなければならない(ファイナンシャルニュース)・・>>

いつものことですが、「そ、その対中戦略とはなんですか!」と聞きたいところで番組(記事)は終わります。まさかとは思いますが、3不と核心利益を認めろと言いたかったのかな・・な気もします。それは、日米韓協力とは決して同時に存在できないものであり、中国としてはうまい牽制になるかもしれません。そんな中、「日米韓協力が強くなったから中国が訪韓すると言っている」と言っているわけですから、ちょっと別の意味で「大したもの」です。

 

 

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